あなたの街が見えてくる!「情報公開請求」をやってみよう

シリーズ「あなたが街を耕すとき」@国分寺カフェスロー 4回目 

2023年12月01日(金)
18時30分開場 19時~21時頃

探査報道シリーズ「強制不妊」で収集した情報公開文書・Tansa ご提供
探査報道シリーズ「強制不妊」で収集した情報公開文書・Tansa ご提供

街を耕すためには、街を良く知ることが基本と思います。
遺伝子組み換え企業と行政の関係、学校給食の有機栽培・無償化の展望・・・知りたい情報を見定めて、非公開の情報に対しては市民の権利として情報公開を求める。そうして市民と行政の健全な関係を育むことも「耕す」ことの基本形です。

現在に溢れる情報に溺れず、惑わされることなく丁寧に読みとり、市民の立場から意見を発すること。そうした「メディアリテラシー」については、ほとんど学ぶ機会がありません。

 

シリーズ「あなたが街を耕すとき」の3回目は、気鋭の若手ジャーナリスト集団Tansaから代表・渡辺周さんをお迎えします。既成のメディアはご存じのようにスポンサー企業からの広告費が主な収入源です。当然ながら企業に不利益な報道はできませんし、さらに記者クラブという日本独特の「横並び&囲い込み」のムラがあるため、政治や官庁に対しても腰の引けた忖度が先に立ちます。Tansaは、企業スポンサーに一切頼らずに市民からの資金サポートをもとに探査報道を続けるプロ集団です。すどう農園も微力ながらサポーターになっています。

私たち市民がもっと地域で情報を集めて、そこから独自に発信していくこと。そんな「裸足のジャーナリズム」が大事と思います。野菜づくりに例えるならば自給菜園です。自分で野菜をつくることで、農業の難しさも大事さも実感できますし、プロの農家をもっと支えようという気持ちも強くなります。ジャーナリズムも同じと思うのです。

 

まず今回は、身近な物事を調べるイロハを伺いましょう。
とりわけ「情報公開請求」については、メディアで耳目にすることはあっても、ほとんど縁のない世界です。そもそも情報公開請求はメディア関係者でさえ未経験の割合が高いそうです。逆に公共機関にとっても、まったく情報公開を請求されたことがない公共機関もあるなど、状況はお互いに未開発のようです。

いずれにせよ、情報とは街をつくる大事なものです。まずはできるところから掘り下げていきましょう。ガチガチに固まった大地でも、要所を見つけて穴を開ければ、水や空気が流れだして蘇ることはシリーズ一回目の「街ではじめる大地の再生」で藤井麻紀子さんから教わりました。おそらく情報も同じことでしょう。滞っていたところに穴を開けて風を通す、そんな一歩を始めましょう。なかなか勝手の分からない世界ではありますが、一方的なレクチャーでなく、お互いの課題などを出し合って一緒に創る、いわば「市民のメディア塾」ともいえる第一歩にしたいと思います。


水先案内人 Tansa代表・渡辺周さん

1974年神奈川県生まれ、広島、大阪育ち。2000年に日本テレビから朝日新聞に移籍。特別報道部などで探査報道を担う。高野山真言宗の資金運用や製薬会社の医師への資金提供の実態などを報じたほか、原発事故後の連載「プロメテウスの罠」で、高レベル核廃棄物をテーマにした「地底をねらえ」、原発立地町の苦悩を描いた「原発城下町」を執筆した。朝日新聞は2016年3月に退社、2017年2月に創刊した非営利独立の探査ジャーナリズム組織ワセダクロニクル(現Tansa)の編集長に就く。Tansaでは、電通のステマ問題、製薬マネー、北朝鮮による日本人核科学者の拉致疑惑などを手がける。2017年9月に日本外国特派員協会「報道の自由推進賞」を受賞。

 

Tannsaとは

Tansaは、探査報道を専門とする報道機関です。当局発表を右から左に流す「記者クラブ報道」とは違い、暴露しなければ永遠に伏せられる事実を、独自取材で掘り起こし報じます。従来は「調査報道」と呼ばれてきましたが、単なる調査ではなく、膨大な労力と高度な技術が必要なため「探査報道」という言葉を使っています。英語では「捜査」の意味合いがある「investigation」という言葉を用い「investigative report」と言っています。

テーマは、大きな力に虐げられている人々のために、何を変えたらいいかという視点で選びます。問題の構造に切り込み、犠牲者や被害者の置かれている状況を変え、将来の被害を防ぐことが目的です。着手したら事態が変わるまで報道を続けていきます。

運営資金は読者からの寄付、財団からの助成金、探査報道ジャーナリスト養成学校事業での収入で賄っています。広告収入を受け取らず、スポンサーからの影響に独立した立場を守ります。社会を変えたいと願う誰もが、個々人の経済事情に関わらず、探査報道にアクセスできるよう購読料も取りません。

Tansaは2017年、探査ジャーナリズム組織でつくる国際的アソシエーション「探査報道ジャーナリズム世界ネットワーク(GIJN)」に日本で初めて加盟し、公式メンバーとなりました。報道機関としては国内で唯一の加盟組織です。2023年1月現在、90カ国から244組織が加盟しています。

 

★開催日時 12月1日(金) 

19時~21時ころまで(開場 18:30)

★参加費用 3000円(1ドリンク含む)

★お申し込みは下のフォームから承ります。

定員があるため、事前の前払い予約制になります。

お申し込みフォームを頂き次第、折り返し金額と口座をご案内します。ご入金の確認をもちまして最終受付となります。

※キャンセルポリシーとして

11月23日までのキャンセルは全額をご指定の口座あて返金します。

11月24日以降のキャンセルは返金できませんので、ご了承ください。

 

★ご希望の方にはオーガニックのお弁当があります!

すどう農園の講座でも大好評です。カフェらしく一緒にご飯を食べながら話しましょう。

ご希望の方は、下のフォームからお申し込みください。

(メニュー)

① 季節の発酵ヴィーガンスロー弁当 1,400円税込 写真①

<内容>主菜、副菜、さわのはな玄米ごはん、そしてごはんのお供で人気のひたし豆。

月替りでお届けするカフェスローの看板メニュー「スロープレート」を一枚のお皿にギュッと詰め込みました。

 

②国産全粒粉・車麩カツの海苔弁当 1,000円税込 写真②

<内容>国産全粒粉車麩カツ、季節野菜の付け合わせ、さわのはな玄米ごはん、海苔。豊かな芳香の焼きのりを、昆布醤油に浸し、もっちり炊き上げたさわのはな玄米にのせました。より多くの方にカフェスローのお食事を楽しんでいただけるよう、ヴィーガンスローBOXより内容量は少なめですが、人気の車麩カツを主菜に手の届きやすいお値段でご用意いたしました。こちらもヴィーガン対応です。

①季節の醗酵ヴィーガンスロー弁当 1400円税込
①季節の醗酵ヴィーガンスロー弁当 1400円税込
②国産全粒粉・車麩カツの海苔弁当 1,000円税込
②国産全粒粉・車麩カツの海苔弁当 1,000円税込

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