こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
自給のための野菜作りを学ぶ「さとやま農学校」も、秋の種まきラッシュを迎えました。
残暑が厳しいので、種まきを数回に分けてリスクを分散しています。
春のおさらいを含めて、改めてゆっくり土を触る。
とはいうものの、皆さんここまでくると相当に慣れてきてますから、スピードが速くなりました。40m以上の畝のくさとりも、瞬く間にこなします。毎年のことですが、ひと夏を過ぎ越した皆さんの作業の上達ぶりには目を瞠るものがあります。
でもしかし。そこをあえて、ゆっくり土に触れて欲しいと思います。
ミミズたちが刈草を食べてつくってくれた段粒構造のポロポロした感触や、醗酵して土に変わっていく有機物の具合や、指でまさぐる土の下の世界の様子、冷たいか暖かいか、湿っているか乾いているか、生き物は何がいるか・・・何度も繰り返すように、五感を動員して欲しいところです。先日のカフェスローでお話を伺った「大地の再生」の藤井麻紀子さんも、とにかく現場で感じることの大切さを説いておられました。心から同感です。
気が付けばクサギも実をつけ始めました。
周囲の田んぼのイネ科いrも、今年は台風の直撃もないので順調に進み、秋の気配です。
昨日9月28日のように。いきなり33度という飛んでもない残暑の反撃もありますが、日照時間が短くなった分、朝夕は冷え込んでいきます。寒暖差に翻弄されることの多い秋ですが、こんな時こそ小さな農はしたたかであると思います。小さな農というのは生活のすべてを農業収入(現金)ばかりに頼るのでなく、他の生業も建てながら、ときに周囲と協働して食べるものを作る流儀です。
そんな小さな農の仲間が、もっと増えることを願って、今年も「さとやま農学校の説明会」を開催します。どうしても来られない方には後日オンラインでの説明会を開催しますが、できるだけ説明会にお越しになることをお勧めします。まさに現場を見る、ということの一歩です。
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