こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
「あなたが街を耕すとき」@国分寺カフェスローと共同企画の1回目。
藤井麻紀子さん(大地の再生・関東甲信越)をお迎えしてのトークは満員御礼で終了しました。
ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございます。
春からカフェスローの企画担当で入ってくださった矢内聡子さんは、毎晩遅くまで準備を重ねてくださいました。
「麻紀子さんのルーツの奄美の歌を歌おう」と私が突然言い出したのに応えて、きれいな歌詞カードをササっと準備していただき、当日はピアノの演奏まで添えてくださいました。
一晩明けてなお感無量です。
麻紀子さんのトークには、環境整備という命がけの修羅場のエッセンスが濃縮されていました。ワークショップの現場にいつも漂う麻紀子さんのお人柄が会場の皆さんにも伝わったことでしょう。
そしてこの「伝わる」というのが、自分にとっては今回のキーワードでした。物理的な「つながり」を越えたレベルで「なにかが伝わる」という現象です。
例えば流域という共生圏を考えます。
上流から下流までのあちらこちらが滞った状態に、まずはどこかひとつを整える。
ひとつ整った現場のなにかが別の場所に伝わって、やがて全体が整うということ。
この感じは、自分自身も里山や畑に身を置いて感じるものです。
なんと表現すればいいかな、インターネットを越えたエキストラネットとでも言うべき自然の摂理かもしれません。
とにかく、とても一回だけでは足りなかった麻紀子ワールドを次回も企画します。
どうぞご期待ください。
そしてシリーズ2回目です
「どうなるの? 私たちのお米」
10/22(日)19時からカフェスローにて
印鑰(いんやく)智哉さん(OKシードプロジェクト事務局長)をお迎えします。
遺伝子組み換え・ゲノム育種・放射線育種など、加速する技術の時代に「よくわからない」と済ませるのでなくて。
「素人には分からないだろう」と自分の専門領域だけで物事を語り、門外漢を冷笑するのでもなくて。
あるいは「私はファクトを知っている」などと吹聴するのでなくて。
まずは人間の目線で状況を見据えていく流儀を身に着ける講座です。
食品企業のスポンサーは強大なので既成のメディアは頼りになりません。
農水省のヒモ付きジャーナリストもしかり。近頃は手が込んできて、農水省の孫請や、そのまたさらに下請けみたいな小魚がネットでかまびすしいですね。
時代を読み書きする能力は、怠ることなく磨きましょう。