こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
大豆(津久井在来)の花が咲き始めました。
強い日差しを葉陰に避けて、小さく静かに、我が身の輪郭を溶かすよう。
じらすような遅い足取りの台風7号の影響で、相模湖にも雲が寄せてきました。しっかり土寄せしたので風で倒されることはないでしょう。むしろ花の咲くタイミングは、何よりも水が欲しいのです。とにかく慈雨が欲しい。ここで雨がないと、どれほど背丈がしっかり茂っても、鞘がスカスカになってしまいます。
こうして空を眺めて、津久井在来大豆の花が実を結び始める頃に「さとやま農学校2023秋のショートコース」も開講です。空が冷えてくる一方で、地上のものは真逆に熱を帯びるように、それぞれ実りはじめて膨らんできます。その様子を眺めるときの不思議な気持ちは何十年たっても同じです。どうぞ下のフォームからお申し込みください。
雨は欲しいものの、この先も続くであろう台風や豪雨が地中に蓄積するは怖いものです。
土砂崩れや土石流のそもそもは台風だけで引き起こされるものなく、人間に責任があります。
山の形や水脈など、地の理を無視して随所に山を削って堰堤を築き、あるいはメガソーラーの施設で山肌を埋めていることの無理(理のない行い)は、いま全国各地で頻発する災害に通じてきます。地中に滞った膨大なエネルギーが爆発するように威力を発揮するのは、おそらく大地にとっても正当な行為なのかもしれません。
では私たちは、市民として災害に備える手立てをどうすればいいのでしょうか?
森から都市まで、全国の現場を回っている「大地の再生」の藤井麻紀子さんを国分寺カフェスローにお迎えして話を伺います。現場でのワークショップになかなか来られない方、どうぞお越しください。