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タカキビと自然農

タカキビの栽培・自然栽培を学ぶ@さとやま農学校・すどう農園
タカキビの栽培・雑穀は自然農の大事な仲間@さとやま農学校・すどう農園

こんにちは。

神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

 

首都圏で日帰り・自然農を学ぶ・さとやま農学校」も、大暑に入って半日のみとなりました(普段はランチをはさんで2時頃までやります)。無理は禁物。
そのかわり、ご希望の方は朝でも夕方でも「自主畑」と称して好きな時間に農学校の畑に来て作業ができます。この「自主畑」のシステムは夏に限ったことではないですが、畑仕事というものは、夜明けすぐの時間帯や夕暮れに味があるのです。あるいは夏の雨の日も、少しぐらいの降りならばいいですね。ざっと濡れた雨具をビニールハウスで脱いでお茶を飲むひとときなど、悪くないですよ。

さて、畑では短い時間でコツコツと草も取ります。春からやっているだけあって、皆さん草との付き合いが上手になりました。畑の仕事はオンラインでは身につきません。土に触ってナンボです。たった一か月で土の感触がどう変わるか、生えている草の種類や手ごたえがどう変わるか、膨大な感覚が五感を通じて無限に沁みてくるのです。

 

タカキビの自然栽培

タカキビを食べたことのある方は、まだまだ少ないようですが、いわゆる雑穀と総称される穀物の中でも、畑での栽培から調理までを一貫してやりやすいものです。他の雑穀たとえばヒエやアワなどは、日照りにも強い貴重な作物なのですが、その反面、収穫してからの調整作業に道具・機械が必要になります。お米の籾すりにあたる「脱ぷ」や製粉など、大規模に処理するにはそのための機械が必要なところは米や麦と一緒です。なので、ほどほどに手仕事で調整できる規模でまずは栽培してみるのが良いです。そのあたりはゴマも一緒ですね。逆に「こんなに大変なのだ」という実感も湧いてきます。
その点、アマランス(これは南米由来)は自家菜園で少し作って自給できるのが良いところです。小さな面積なら鳥を防ぐのも大変ではありません。というわけで「さとやま農学校」でも、雑穀についてはタカキビとアマランスの二種類を育てています。アマランスはまた後日ブログにアップします。何回かに分けて種を蒔いたうち、写真手前のタカキビは、まもなく出穂を迎えます。