こんにちは。
神奈川・相模湖の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
梅雨に入るとニンジンの種まきが始まります。
今日は「さとやま農学校」の木曜コースでしたが、雨足の強くなった午後のひととき、ニンジンの種を準備しました。
毎年種取りをしている「黒田五寸」の種をいつもこの時期にほぐします。
ニンジンに関係した過去ログは、以下の通りです。
固定種ニンジンの花
https://www.sudofarm.net/20200529/
無農薬ニンジン固定種の種取り
https://www.sudofarm.net/20201117ninjin/
自然農ニンジンの種取り
https://www.sudofarm.net/20200630carrot/
自家採取ニンジンの種取り・発芽
https://www.sudofarm.net/20220812carrot/
長崎・雲仙で種取りをされている岩崎さんは、ご自身で何十年も育てた種取りの作業のなかで「種をあやす」という言葉を使っておられます。とても優しい響きですね。どなたも、種を手にすると赤ん坊をあやすような気持ちになります。何しろイノチそのものですから。
すどう農園でのニンジンの種取り・保存は、他の農家さんとは違っていて、集合した花のまま乾燥させて冷蔵保存します。一般的には(と言っても、ニンジンの種取りをする農家さん自体がレアですが)先にほぐして乾燥させますね。私が教わったときは、たくさんあるニンジンの種を電動の餅つき機に入れてすり合わせれば早いということでした。確かにニンジンの種は、外皮から細かく突き出すワラジムシの足みたいなものがケバケバと痛いのです。まあでも、こうして皆さんとゆっくり手を動かすのは、慌ただし梅雨のひととき、ちょっと間を取れるものです。
ニンジンは、早くまいたものは年内どり、春先まで食べたければ種まきをずらして作ります。そのタイミングは地域によってさまざまでしょう。なるべく長い間、畑にあってほしい野菜ですね。
7月のオープンファームは、だいぶ埋まってきました。送迎をご希望の方は、お早めにどうぞ。