こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
「自給のための自然農を学ぶ・さとやま農学校」も梅雨を迎えます。
雨の降るごとに草は伸びます。伸びた草を刈っては通路に敷きます。やがて分解されてきたらそれを畝に寄せていく。
トウモロコシやカボチャなどの炭水化物の多い作物にも、重要な作業ですし、こうした作業によって、化成肥料や堆肥など入れなくとも野菜が育っていきます。ですから、こうした野菜作りは「無肥料栽培」というよりも「循環農法」と呼びたいですね。もう少し付け足すなら野菜作りというだけでなく、色々なイノチが共に生きる循環の輪を大事にすることです。その結果として「野菜もできる」わけです。なので、細かいテクニックよりも、この大きな循環が意識できるかどうか、そこが大事なのです。
上の写真は、トウモロコシの土寄せです。
クワでサクサクと通路の土(刈った草が醗酵・分解したもの)を寄せていきます。鰹節を削るように少しづつ寄せるのが大事。
土を寄せて剥き出しになった通路には、また新しく刈った草を敷いていきます。
シュンギクも種をつけ始めました。
シュンギクの種取りの時期はちょうど梅雨の最中なので、晴れ間を狙って種を取り、それからすぐに乾燥させます。
とにかく梅雨の季節は、コメだろうが麦だろうが大豆だろうがハーブだろうが梅だろうが、何を作っていても忙しいし、そこに種取りも加わります。せめて暑くないのが救いでしょうか。