おはようございます。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
今年も、本格的な梅雨に入りましたね。今朝は今のところ多めの雨が降っています。もう少ししたら止む予報なので、そうしたら梅を拾って、桑を摘み、草刈りをします。一雨でぐうんと伸びてくる草には驚くほどの勢いがあります。太陽のエネルギーが二酸化炭素と水で植物になり、それが枯れて地表に蓄積される大きな循環こそが、まさに地力の根源でしょう。
この時期になると、ひっそりとマタタビの花に出会えます。
マタタビは葉の裏が白いのですぐにそれとわかりますが、森の木々の間を高く昇っていくので、なかなか花に届かないことが多いのです。たまに身近に出会うマタタビの花は、ほのかに甘い香りがします。いずれ実になったものをお酒に漬け込むとマタタビ酒になります。疲れた旅人がマタタビの力でまた旅を続ける元気がもらえたという故事からマタタビの名前が付いたとも聞きました。里山の農園は、こうした山の花に出会う毎日でもあります。