こんにちは。
神奈川・相模原の里山でパーマカルチャーやアグロフォレストリーに取り組む「自然農法すどう農園」です。
サクラだけでなく、何もかも前倒しな今年の初夏ですが、サクランボの季節も早いです。
植えて数年の若い樹もたっぷり実っています。完熟の実は早々に鳥がついばんでいくので、競争です。
見つけたら口に放り込む、これは自然農法・無農薬栽培のサクランボだからこそできる醍醐味ですね・・・というか、本来はそれが普通なのですが。
鳥と競争とはいっても、上の方にある実や巣箱の近くのサクランボは譲ります。
鳥も大事な仲間です。鳥が通う樹には、毛虫の大発生などはほとんどありません。一羽の鳥が食べる虫の量は膨大なもので、あるいは草の種もものすごい量をついばみます。祖ぷして出てくる糞の量も膨大です。つまりは、サクランボも鳥の糞も土も、あれもこれもがグルグルと形を変えて巡っているのです。それは時にイノチであり、土であり・・・大きな生々流転のなかに、ほんの一瞬、サクランボもある。そういう感じ。
ぼうっと、朝も夕方も樹を見上げて、気が付けば時間がたっている。そんな季節です。