こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
写真はクルミの花です。
このあたりには長野県のような果樹としてのクルミ園ほありません。ほとんどが自生のものなので高木になりすぎて、普通はこんな至近距離で花を見ることもままならないのですが、これはうまいこと崖下から生えているので、手を伸ばせた届く距離で花を見ることができます。クルミは果実を食べるだけでなく、若い実はお酒に漬けてもいいし(イタリアのノッチーニョ)、真っ黒な灰汁はインク代わりにもなるし、草木染にも使えます。
ちなみに、すどう農園のクルミは樹皮を編むための工芸用が主な目的です。まだまだ小さな苗木ですが、ずっと先になって、誰かが使ってくれたらいいと思っています。私たちは、昔の人が植えた森の恩恵に浸っていますから、その分を少しでも未来に恩返ししたい。昨日の「さとやま草木譜」でも果樹と一緒にアケビを植えました。これもカゴなどを編むためのものです。苗木を植えるのは地味な作業ですが、未来につながる手ごたえがあります。
このところの暖かさで季節が5月のようですね。
4月30日に予定している「農園WALK」も、まもなく満員になります。緩やかな新緑をご案内します。そしてランチは薪で炊いたかまどご飯。これは最高ですよ。どうぞご参加ください。詳しくは下のページから。