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日本ミツバチの重箱式巣箱を置く

日本ミツバチの巣箱づくり@すどう農園

こんにちは。

神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

自給のための野菜作り教室・さとやま農学校」の皆さんと一緒に、本日は日本ミツバチの巣箱の設置をしました。
いわゆる重箱式の巣箱づくりについては先日のブログで書いた通りです。ちょうど一週間たっての今日は、昨日よりは風は冷たいけれど野良仕事にはちょうど良い気温です。ご覧のように梅もだいぶ咲いてきました。右手前に映っているのが日本ミツバチの重箱式巣箱です。

日本ミツバチの重箱式巣箱にミツロウを塗る@すどう農園
日本ミツバチの重箱式巣箱にミツロウを塗る@すどう農園

日本ミツバチを巣箱に誘引するためにミツロウを塗ります。巣箱の一部をバーナーで焙って熱くなったところにミツロウをこすって塗り込めます。あくまでも日本ミツバチを誘引するのが目的なので、ここでは日本ミツバチのミツロウを使います。今回は、さとやま農学校の受講生さんから貴重なミツロウをご提供いただきました。ちなみに西洋ミツバチのミツロウを塗っても日本ミツバチを誘引しませんが、いまは野生化した西洋ミツバチもいるので、日本ミツバチのために置いたはずの巣箱に西洋ミツバチが巣を作ってしまうこともあるそうです。外来種が在来種より強くなってしまうのは植物の世界に限ったことではないのです。

 

巣箱の位置や巣門(日本ミツバチの出入り口)の方角もみんなで慎重に決めていきます。
どっしりとした切り株を土台に据えました。

 

いくつか種類があるうちで、小梅はいつも真っ先に咲きます。
花も小ぶりで可愛いものです。

5月には青い小梅の実った枝ごと伐って、カリカリ漬けを楽しみます。

 

梅の花を仰ぎながら重箱式の巣箱を設置していきます。

 

こちらはサクランボ。
今まだ小さくて固いつぼみが咲くのは4月の初めころかな。

明日は関東も雪の予報です。
先日の雨季の予報は大外れで、実にカラカラな天気が続いています。
畑の都合でいえば、しっかり10センチくらいの雪が積もってほしい。雪の中は風も来ないから暖かいし、水分はあるし、寒くて乾燥した天気よりも、野菜にとっては、むしろ恵まれた環境なのです。

さてさて、雪で大騒ぎするうちに、まもなく春が来ます。例によって寒暖差の大きなジェットコースターの毎日になることでしょう。もう大抵のことには驚かないし、目先の気温にも釣られないようになりました。その辺の心得を、また今年も新しく「さとやま農学校」に参加される皆さんと共有していきたいと思っています。

そして4月からは「さとやま草木譜・新春コース」も始まります。今年から連続講座になり、季節の変化を味わっていただける形になりました。そこから末永いお付き合いになればと思っています。