今日も風は冷たいけれど、動き出せば心地よい。
竹の整備は、やりだすと止まらなくなるものです。
竹にノコギリを充てるときの手ごたえというか「歯ごたえ」というか、樹と違って、素早く伐れて行くところが快感です。
そうして伐り終えた竹が、ユラリと傾いて倒れていくときの重力感覚も心地よい。
伐った竹の枝をナタで落とすのもスパッと心地よい。
最後に切りそろえた竹も美しい。すべて終えた後の疲労感も心地よい。
最初から最後まで、快感が続きます。
みんな都会の人は、せめて冬だけでも竹林に入ればいいのにと思います。どちらかというとタケノコ掘りのほうが人気があるのでしょうが、個人的にタケノコはそれほど好きでない。当然タケノコ掘りに興味がないのです。むしろ冬の竹林が良い。
こちらはサクランボの樹。
株元に茂るようだった枝をだいぶ間引きました。1mくらいの高さで伐ったものもありますが、何となくこうすれば鳥が止まりやすいのではないかとイメージしてのことです。地面際ですべての枝を切ってしまうと、その反動でまたすごい量の枝(ひこばえ)が生えてくるので、それも懸念しました。
エルダーフラワーの株元に、大地の再生に倣って点穴をあけました。空気を抜く、というのが点穴の目的だそうですが、それhあ今までやってきた苗木の下姉をあける作業と全く同じです。やってみればわかることですが、穴を掘るという作業は、規模の大小に限らず、地母神の息吹を感じる作業なのです。皆さんも一緒に地母神の息遣いを感じてみませんか。「さとやま草木譜2023・新緑コース」は下から申し込めます。