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竹炭を焼く

こんにちは。


神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

 

本日は旧暦の新年、春節ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
農作業的には旧暦の月齢を重視しています。特に種まきは新月にあわせるので、今年の春の種まきは2月の20日前後を考えています。今年は旧暦でいうと「閏(うるうづき)月」があって、ちょうどこの頃に新月が来ます。

 

七草を過ぎると、だんだん日が長くなってくるのがわかります。
寒くてもなんでも、春が来たなあと、それは嬉しくもありますが、もう少し冬の静かな日々を味わっていたい気持ちもします。
そんな冬の間のルーチンワークのひとつが、竹炭焼きです。
農園といわず、里山全体に広がりつつある竹林を切り、枝葉を落としていろいろと使いまわします。
例えば竹林の斜面、等高線に沿ってのしがらみ(柵)づくりや、チッパーで粉砕して竹チップを畑に敷くなどなど。
竹細工や尺八を作りたい人たちも、真竹を求めて訪れてくれます。
その様子はこれまでもブログに書いてきましたが、竹炭を焼くのも大事な作業です。

1月は、オープンファームもあり、あるいは「さとやま農学校」のプレ講座などもあり、集まってくれた皆さんと協同で竹炭を焼きます。上の写真は、竹を切って割っているところ。ドラム缶に詰めて焼くので、適度な長さと、ぎっちり詰めやすいように細く割ります。ちょっと手間がかかりますが、一度詰めてしまえば、ドラム缶に密閉された状態で竹炭が焼けるので、風が吹いていても安心です(もちろん防火対策は怠りなく施します)。

竹炭は、だいたい数時間で焼けます。早い。
急ぐ必要もないので、ドラム缶が冷えたら蓋をあけて炭を取り出し生ます。
古い竹でも切ったばかりの青い竹でも炭になります。あくまでも農業の土壌改良用なので、細かい品質よりも竹林が循環されていくことが大事です。その点でも、ドラム缶の炭焼きは有効です。