こんにちは。
このところ、静かな雨が降りますね。気温も冬らしくなってきました。これでいいと思います。
本来は11月23日、かつての新嘗祭の日が関東一円では初霜の目安でしたが、それらしいものはまだありません。まだまだキリッと冷えていいです。ただし暖房費が高騰していますから、あまり季節感ばかり優先してもいけないでしょうか。
「たっぷりと自然に触れる無農薬の野菜づくり教室・さとやま農学校」の2022年のコースは12月の前半で終了ですが、急にぐんぐん伸びてきた野菜を取り切れないほどです。まあ、講座が終わっても自主企画などが色々あります。年を越しても野菜は元気ですから、折々に取りに来ても良いのです。卒業してもいくらでも通えるのが「さとやま農学校」の魅力です。
冒頭の写真のように大根もみるみる間に大きくなってきました。固定種を3種類育てています。加賀の年内取り「打木源助」とおなじみ「練馬大根」と「大蔵大根」です。これからの鍋料理や煮物の季節には大根は欠かせませんね。いくらでも食べられます。今年から「こども食堂」や大学生の支援で野菜をお届けしていますが、やはり大根は人気アイテムのようです。来季はもっと増やします。
ほぼ毎回、焚き火で石焼き野菜をいただきます。地域の製材所から端材を貰ってくるので燃やすものはふんだんにあります。燃やした灰は、畑に撒いて土に戻します。木灰はミネラルが豊富なので、これが土を豊かにしてくれます。落ち葉や木材という地域の循環が目に見えるので、里山は本当にありがたいです。何とも言えない安心感があります。
自主畑に向かう小道もすっかり冬模様。もう何十回、この風景に接しているでしょうか。
農学校を始める前は、週末になると一家でランチをした場所です。今となれば、ずいぶん昔のように思えます。
ずうっと続く葉物野菜は、どれも固定種(在来種)ですが、数ヶ月前まではトマトが育っていました。毎日のように畑に来ているのに、改めてそう思うと不思議です。そしてまた半年もすれば、ここにトマトの苗を植えるのです。自然農は連作をあえて行います。ここが近代農法では信じられないことでもあるのですが(トマトは連作を避けるのが原則)、このあたりは論より証拠ですね。
「さとやま農学校」に座学はありません。ひたすら土に触れていただきますが、作業の合間ごとに、こうした大事なことを休憩がてら話します。一度聞いても忘れますから(お互いに!)大事なことほど、何度も繰り返します。そろそろ来年の講座もお申し込みが埋まってきました。説明会に参加できない方でも申込みは可能です。その際は説明動画のページをご案内しますが、できたら説明会の現場にいちどお越しください。