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ブロッコリーの花が咲きました

ブロッコリーの固定種の無農薬栽培を学ぶ@さとやま農学校・すどう農園「
ブロッコリーの固定種の花が咲きました@さとやま農学校

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

 

自給のための野菜づくり教室・さとやま農学校」も佳境に入りました。ブロッコリの花が咲いています。季節外れですが、そもそもブロッコリの可食部は蕾の集合体ですから、中には咲き出すこともあります。ただし、いまどきの品種改良の進んだブロッコリは、こんな風に花が咲くことはまずありません。花が咲いたブロッコリは商品価値がなくなってしまうので、できるかぎり蕾のままで長くいてくれることが大事なのです。いわゆる棚保ちをよくするわけです。だから市販のブロッコリの蕾は結構固くしまっていますね。あれが普通だと思っていると、昔ながらの在来種、固定種のブロッコリーの何とも言えない柔らかさに驚くことでしょう。ちなみにブロッコリの商業品種の世界シェアの大方は日本の種苗メーカーのF1品種だそうです。

イノシシ対策のネット張り

イノシシ対策のネットを張ります。下から潜らないようにしっかり緊結します@さとやま農学校
イノシシ対策のネットを張ります。下から潜らないようにしっかり緊結します@さとやま農学校
イノシシの対策を学ぶ@さとやま農学校
鉄のパイプも値上がりしています。大事に使います。

かつてイノシシに掘られて凸凹になった畑を回復しています。ギシギシなどの宿根草をスコップで掘り起こし、穴を埋めて均し、外側に支柱を立てて獣防止のネットを張っていきます。以前は一人でやったこともありました。真冬に冷たいパイプを立て込んでネットを張るのは寂しい作業でしたが、こうしてみんなでやると気持ちが良いですね。普段やらない鉄パイプをカッターで切断したり鉄メッシュ用の結束線で縛ったりする作業は、できるようになると面白いものです。

 

おかげさまで農学校の畑も、だんだん失地回復してきました。ここで来年は何を育てようかと想いを巡らします。
数年の遊休状態だった農地を復活させるのは、それなりの段取りが必要です。そんなことも来年はみなさんと取り組んでいきたいですね。どうぞ「さとやま農学校2023説明会」にご参加ください。