こんにちは。
神奈川の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
「自給のための無農薬の野菜づくり教室・さとやま農学校」も、最終クオーターに入りました。農学校の皆さんにとって、ここまでの道のりは短かったでしょうか、それともあっという間だったでしょうか。畑を始めると一年の長さが変わってきますね。
これからは秋の収穫と春の準備が平行します。何度も繰り返していっているのは、目先の季節や天気ばかりに気をとられずに、先を見据えて身体を動かすことです。収穫した後の畝で、すぐに次の準備をはじめます。春先に作った踏み込み温床の落ち葉がボロボロになってきているので、これも使えます。トラックで何台も運んだものが、すっかり体積も減って、貴重な資材です。
昔ながらの地ごしらえ。落ち葉や枯れ葉、野菜の残渣などを踏み込み、雨を待ちます。かつては土手の草を刈って踏み込み、人糞や家畜の分も使ったそうです。土手の草は上流の山の落ち葉の栄養分をたっぷり吸っているから土作りにとても良いのです。ヤマと畑が循環していたのですね。この冬は、すどう農園でも土手の草を刈りに行こうかな。冬の晴れた日の川岸は、風は強いけれどとてもすっきりと気持ちが良いものですから。
来月の「さとやま農学校説明会」も、だいぶ埋まってきました。今どきの気候変動や社会情勢で、農家そのものは本当に大変です。それは国内だけでなくて世界中の生産者が大変な想いをしていることでしょう。だから、大事なものは自分たちでつくれるようにしたいと思います。下のフォームから説明会のページをご覧のうえ、どうぞお申し込みください。