こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
長く続いた雨~晴れが続くようになり、ラッシュで追い込みをかけています。秋の空が以前よりも暖かくなったとは言え、やはり夜はグッと涼しくなりました。しかも確実に日照時間は短くなるわけです。ここで油断をすると、春先まで野菜が少ないということになるのです。夏の終わりは疲れも残りますが、基本は夏野菜に引きづられることなく秋冬のモードに切り替えていくことです。とはいうものの、9月の前半の猛暑の中で秋冬野菜の仕込みをするのは、これまた難しいものです。だから農業は毎年毎年、一年生。
「自給のための自然農の野菜づくり教室・さとやま農学校」も今日のような晴れた空の下、おおいに作業を楽しみました。ニンジンの間引きも最終ステージです。すでに結構な大きさに育っているニンジンもありますが、それはそれとして、ニンジン栽培の最後の追い込みまで習います。
種取り(自家採種)した固定種ニンジンの発芽
上の写真は、さとやま農学校で種取りをした固定種ニンジンのこぼれ種が発芽している様子です。大量に種取りしたうち、小さめのものを捨てたのですが、それが健気に芽を出しています。たぶん冬を越してやがて兄弟同士でせり会いながら育つのでしょう。芽を囲んでいる藁のようなものはニンジンの種がついていた部分です。つまり自然界では、こんな風に種が守られながら発芽するのですね。私たち種取り農家は、種まきの効率をよくするために、種を手で揉んで種意外のものを取り除くのですが、その手間も本来は自然界では行われないわけで、こうして何もしないままに生命が巡っていくのです。考えてみれば当然のことで、例えば森の木の実もこうして芽を出して世代をつないでいきます。それと同じことと理屈ではわかっていながら、でもやっぱり、こうした発芽の瞬間というのはいつ見ても驚きです。
さとやま農学校2023説明会のお知らせです
今年も、来年の説明会のお知らせの季節になりました。
いつものように現地でご説明をします。説明会に出なくとも本講座へのお申し込みはできますが、お子様連れの方は、ぜひご参加ください。