こんにちは。
神奈川の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
まだ日中の残暑は続いていて「9月とは思えない暑さ」などと天気予報は言っていますが。「昔から」彼岸まではこんなものです。どうも昨今の天気予報士さんたちは、季節感のないコメントが多いですね。そして3連休は台風14号の直撃もありそうです。ここで暴風が来ると露地のトマトはかなり体力が落ちるだろうなあ。強風に煽られるストレスは相当なものですから、なんとか穏便に過ぎてほしいものですが。
以下「自給のための自然農の野菜づくり教室・さとやま農学校」から農園の風景をお届けします。
農学校のなかの「和棉サークル」という自主サークルのみなさんが育てている和棉の収穫が始まりました。淡い紅色の花が咲く下で、早いものは白くて可愛らしい棉を覗かせています。ここからどんなふうに手仕事が展開していくのか、楽しみですね。
オクラも、すっかり大きく育ちました。農学校で自家採種している「島オクラ」です。棉と同じアオイ科です。土が生きて循環するようになれば、無肥料でもここまで育ちます。ハマキムシなどもいますが、それをうわマラルほどの勢いで新しい葉が伸びてオクラの実が着いてきます。
花オクラもオクラやワタと同じアオイ科です。やっぱり大きく伸びてくれました。この黄色く艶やかな花の蕾は趣があって美味しいものです。咲いた花はしおれやすいので、食べるなら収穫してすぐに。店頭で並ぶことのない野菜の花が色々と食べられるのが自給菜園の大きな楽しみです。
ダイズ(エンレイ)の収穫まではあと二ヶ月ちょっと。小さなサヤがたくさんついています。
秋のヨモギが花を咲かせています。ヨモギはキク科ですが、花は地味ですね。しかし秋ヨモギは種をつけて精力を充実させているのでしょう。このタイミングで収穫して乾燥させます。貴重な秋ヨモギです。
サトイモの株元をかき分けると小さな小芋ができています。これも嬉しい秋の気配ですね。もちろん、まだまだ大きくなります。10月に入ったら収穫をだんだんを進めます。これを農園で石焼きするのが絶妙に旨いのです。農学校の今季の皆さんも、そろそろ焚き火の練習です。
8月の終わりに植え付けた秋ジャガイモも伸びてきました。品種はいくつかつくっているので、それぞれの時期にばらつきがあります。
ネギは二種類つくっています。株ネギともう一種類は下仁田ネギ。夏の暑いさなかも草を取って世話をしてきました。だいぶ逞しくなってきましたが、やはり寒くなってからが美味しいですね。
四葉キュウリは終了です。種もたっぷり取りましたので、また来年。ゴーヤもそろそろ終盤戦です。後はシカクマメが控えています。今年も台風が多そうですね。大きな被害が出ないことを祈りつつ、こちらでも備えに入ります。