こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)でハーブを自然栽培している「すどう農園」です。
エルダーベリーの投稿は久しぶりになります。
涼しくなってきたので、初夏から挿し木で育ててきたエルダーフラワーを定植しました。
以前のブログ「エルダーフラワーの害虫」でも書いたように、農園に既に育っているエルダーフラワーが、カミキリムシの食害が甚大なため、とにかく株を挿し木で増やそう。そうしていくつかの場所に分散して育てていこうという方向で進めてきました。今日は、そのうちの2本を今までとは別の場所に定植です。ちなみに、上の写真は古株のエルダーベリーです。これは鉢に蒔いておきます。エルダーフラワーを種からまくのは初めてですが、これもいわば種取りです。やがて発芽してくれたら嬉しいですね。
エルダーフラワーの苗の定植の仕方は、他の苗木と基本的には変わりません。まずは、しっかり植え穴を深めに掘ります。これはいつも「さとやま草木譜」でやっているのと同じです。穴を掘りながら「どうぞよろしくお願いします」と、地母神にご挨拶。竹を焼いた炭や燻炭をまぜながら植え付けていきます。
昨日は満月(中秋の名月)で、月の引力も大きいことでしょうから、月の女神様のお力も、きっとエルダーフラワーに良い形で作用してくれることでしょう。それから丁寧に植え穴に苗を植え付けます。もちろん水もあげますが、ただ単にジャブジャブ水をやればいいというものでもありません。このへんは文章で説明しにくいところですゆえ、どうぞ「さとやま草木譜」のワークショップにご参加ください。
挿し木の短い期間に、エルダーフラワーの根っこも見事に伸びてくれました。この挿し木を手掛けてくれたスタッフのAさんは、エルダーフラワーに限らず、色々な挿し木の名人です。種まきもそうですが、同じ種をまいてもうまくいく人と、残念ながらそうでない人がいます。経験や技術の差だけでない、なにかが違うのでしょう。
まだ残暑は続きそうですが、昨日の「重陽の節句」をもって秋モードの定植スタートです。じつは昨日も梅の苗を定植したのですが、それはまたレポートします。来月10月2日の「さとやま草木譜」のワークショップでも、樹木を植えていきながら場所づくりの基本形をおつたえします。秋空の下の土に触れ、地母神の息遣いを五感で感じる一日です。お車で参加できる方のみ、若干名様の空きがあります。下のフォームからお申し込みください。