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マダケの季節

こんにちは。

神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。

さとやま草木譜のワークショップ二回目の午後、前回よもぎを収穫した畑に移動しました。
こちらもすっかりマダケの季節です。
どうやらこの冬にマダケをしっかり間伐したからでしょうか、例年よりもマダケが太いように思えます。
竹の太い細いは、生まれつきのものだと伺った事があるので、よくわからないし、きちんと太さを測っているわけではないですから、あくまでも主観の物言いですが、なんともいえない、どっしりとした迫力を感じます。これまでマダケに気が向いていなかったからかもしれませんね。年々、こうやって風景のひとつひとつがコントラストを挙げてくるのは、遅まきながら嬉しいことです。

森のカエルも梅雨を迎えて嬉しそう。いろいろな生き物がいるのが里山の魅力です。
まだまだ見えていない世界があることを、里山と向かい合うほどに感じます。
マダケをへし折ると、中には水がたっぷりと泉のように湧いています。ものすごい力で大地の水を吸い上げているのですね。
前回のワークショップのときに竹の切り口の水が甘かったという感想を頂きました。たしかにほのかな甘さです。スイカのような果実に近いかな。スイカの果汁は人体の体液に近いミネラル成分構成なので、これに塩を加えたものは夏の汗の補充に非常に良いのですが、それに近い感じ。すうっと身体に沁みていきます。参加者のみなさんと、溢れる竹の水を手に受けて飲みました。写真を取ればよかった!

マダケの収穫は、手でへし折れる簡単なものです。孟宗竹のように、地面から出たか出ないかのタイミングを探って、固いタケノコを掘り起こす作業とは対照的です。あっけないほど。
アクが少ないので調理も楽ということで、「さとやま草木譜」に参加された皆さんにはメンマづくりをお勧めしました。帰りの電車でも、ちょっと目立ったことでしょうね。
さて「さとやま草木譜ワークショップ」3回目は2週間後の6月26日に開催です。まだわずかながら残席があります。
これから先も少数限定でじっくり続けていく予定ですが、7月からは夏対応で短縮時間を予定しています。詳細はメールマガジンでお知らせします。下のフォームからお申し込みください。


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