こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
今日は気温も湿度も心地よい一日。
このところの雨でぐうっと伸びてきた畑の草を刈るタイミングです。
昨年買い換えたハンマーナイフが思い切り働いてもらうチャンスでもあります。
先代のハンマーナイフよりもやや小さい型になったので、雨の続いた後の緩い畑でも動いてくれるのが何より嬉しい。
範馬ナイフは結構重いので、馬力の大きいものはその分体重が重くて沈みやすいし、イノシシの掘った穴にハマると動けなくなることも何度かありましたが、今回はそれがほとんどない。身体も楽なんです。
草刈りの基本は、あくまでも仮位置を高めに調整します。メリットは色々あります。まず、ハンマーのロータリーが地面に当たらないので動きも楽だし、意思などにもほとんど当たらないのでロータリーの刃もこぼれにくい。10センチ以上の刈り高なので、残った茎の日陰ができるので、地面の湿気が保たれる。生き物たちの居場所も残る。などです。
同じ場所を、梅雨明けまでにあと2回も刈れば、かなり草の勢いは抑えられます。不耕起なので、今生えている草に新しい種さえ付けさせなければ、地面を掘り起こすことで、地下に眠っている種を起こしてしまうこともない。
後は草刈りのタイミングです。なんとなく伸びが遅いかな、と思っていたときから一転して急に伸びだすときに刈る。まさに今回のタイミングがそれで、エネルギーが生長に向かったところを刈って、そのエネルギーを浪費させてしまうイメージです。この感覚は、やってみればわかるようになります。こうしてタイミングをあわせて草を刈ったときというのは、なんとも言えない快感があります。これは年に何度もないことです。そんなわけで、一日草刈りばっかりをしたあとで奇妙な高揚感、満足感に浸っているわけです。何だか自分でも可笑しい。
さあ、明日はまた雨模様なので、ハウスで種まきの残りを仕上げます。うまく発芽しなかったものもやり直し。
ヨモギ摘みとヨモギオイルづくり体験(5/15)
5月15日(日)に延期になった「ヨモギ摘みとヨモギオイルづくり体験」の追加募集があります。
草木の手仕事をこよなく愛する岸田紀子さんによる貴重な講座です。岸田さんのお話は引き出しも広く、草木への愛情に満ちていて、とても素敵です。