こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
4月は、すどう農園にとっては桜よりも菜の花の季節です。
コマツナやカラシナのこぼれ種が咲き乱れて、それは素敵な光景が広がります。
もちろん蕾も花も、甘くて美味しい。
特に花を食べると、そこには蜜の香りもほんのり漂って、ミツバチの気持ちがなんとなくわかります。
上の写真は紅カブのナバナです。下から上に花を付けていってぐんぐん伸びます。先に咲いた花はすでに散って、小さな種の鞘ができています。6月の梅雨のさなかに鞘がしっかり種を熟して、梅雨の合間の晴れた日に取って種を取り、乾燥させて保存します。秋のお彼岸頃にまたこの種を蒔いて、暮れには紅カブができるというサイクル。こうして、すどう農園の土にあった種になっていくのです。
菜の花の合間に野菜がある。そんな季節です。
もうじきクリムゾンクローバーも咲きだします。
ホウレンソウの花もひっそりと。以前のブログでも書きましたがホウレンソウの花には性別が雌雄の株と、その中間形で5種類あります。ちょっとややこしい。
ハコベやナズナも大事な仲間たち。
抗菌作用の強いハコベは塩とあわせて歯磨きにもなります。江戸時代からの民間薬草。