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火を囲んで味噌を仕込む

こんにちは。

神奈川の里山で自然農を営む「すどう農園」です。

今年も「さとやま農学校」のプレ講座で味噌の仕込みをします。プレ講座は、本講座が始まる前の希望する人だけが参加するものです。おおむね、終了生も一緒になってのんびりを春を迎える内容。
例年やっている味噌づくりですが、今年は希望者が非常に多いのに驚きました。それでなんと3回も開催します。出来高のトータルで90キロほどの味噌になります。
味噌づくりというのは、自分で麹から作るのでなければ、それほど難しいものではありません。漬物程度の気軽さで仕込めるのですが、やはりひとりでやるよりもみんなで火を囲んで味噌を仕込みたいという希望が多いのでしょう。
26日は試運転。一人でかまどを並べて焚いてみました。火床が4つもあると結構忙しい。

無農薬国産大豆「里の微笑み」で味噌をつくる。大豆は栃木の関塚農園さんのもの
無農薬大豆「里の微笑み」で味噌。大豆は栃木の関塚農園さんのもの
そうして今日はものすごい春一番のなかで初日。
かまどを四つ並べて大豆を茹でたり蒸したりしました。
いずれは、だんだん蒸籠を買い足して、蒸すだけでやりたいものです。
今年から大豆専用のミンサーを導入したので、豆挽きの早いこと!これが今まで結構大変だったので、だいぶな進化です。大豆は栃木の関塚農場さんによる無農薬栽培の「里の微笑み」です。どんな味噌になるかはお楽しみとして、まずは煮上がる時間がものすごく早いのに驚きました。津久井在来大豆は煮るのに時間がかかるので、同じ大豆でもずいぶん違うものです。
 例によって麹と塩については、各自で好みのものを選び、好みのレシピで大豆とあわせる「手前味噌」の形式です。レシピを自分で決めるのは、とても大事なこと。
 こうして味噌づくりに参加していただいた皆さんには、これから先は「さとやま農学校」で自由に火を焚いて、さらに味噌づくりの輪を広めて欲しいと思っています。いまこの時代に大切なのは、こうして小さな人数で火を焚くこと、その火を囲んで食べることと思うからです。火を使うことは、農学校の必須科目になりそうです。
大豆を挽く手動ミンサー@さとやま農学校
大豆を挽く手動ミンサー@さとやま農学校

ミンサーは手動なので電源のない屋外でも使えます。敷いて言えば、固定して使うための枠を作らないと高さがないので使えません。排出部が重いので、それでも自立できるように木枠に広い底板をつけました。

明日2月27日からは種まきが始まります。昨年より2週間遅れのスタートです。