こんにちは。
神奈川・相模原の里山で自然農を営む「すどう農園」です。
1月はすっかりのんびりしました。
いまは、一年のうちで一番、空が落ち着いて、気がつけば大好きな季節になりました。
東京から越してきた30年近く前は、とにかく1月は寒くて長くて苦手だったものですが、心身が慣れたのでしょう。
夏が暑くなって、その分だけ、冬のクールダウンが心地よいということもあります。
正月を過ぎて日が長くなってくると、なんだか冬の終わりが名残惜しい気持ちにすらなる。
皆さんは如何ですか?
旧暦の新年が、今年は2月1日ですね。
沖縄ではこの時期に、無病息災を願って月桃の葉でくるんだ「ムーチー(餅)」を食べます。
月桃がショウガ科の薬草で抗菌力も強いものですから、こちらの笹餅のような感じですね。
「さとやま農学校」の皆さんによる自主企画で、沖縄から送られてきた月桃の葉でムーチーをつくりました。
気温は低いものの、みんなでいつものように賑やかに火を焚いて、スープなどもつくり、和気あいあいと新年を迎えます。
終了年次の違う方々が一緒に火を囲んで食べるスタイルは、こんな時代だからこそ大事と思います。
ムーチーをいただきながら、午後は蒸留器2台を使って月桃を蒸留しました。
この香りを嗅ぐと「旧正月だなあ」としみじみ思います。
すどう農園のアランビック(ハーブを煮出した蒸気を冷却するタイプ)と今回の主催の岸田紀子さんの水蒸気式の蒸留器(暑いスチームをあてて蒸留するタイプ)の2種類です。
梅も咲き始めました。
2月は梅の季節。
というわけで、次回の自主企画は、梅の草木染をするそうです。
こんな風に、顔の見える間柄で少しづつ身近な季節を楽しめる関係を、皆さんもぜひ身の回りで。
こんな時代だからこそ、大事なことと思います。
メールマガジンを間もなく始めます。
月に一回程度のものになりますが、
5月のハーブの季節の前に、物販のページもリニューアルの予定ですが、そちらの情報もメールマガジンにてお届けします。
下のフォームから登録をお申し込みください。