こんにちは。
神奈川で自然農を営む「すどう農園」です。
先日のブログ「農地の取得に向けて」の続きとして、書き加えて置きたい大事なこと。
昨年ぐらいから「手渡す・手放す」ということを意識的にやってきたことは、少しだけこちらのブログ「手渡す・手放すステージへ」に書きました。
自分が今持っている物事を手放すと何かが手に入る、という言い方がありますね。呼吸に例えて言えば、まず息を吐ききるところから始めれば、自ずと空気を吸える。その逆は無理、というものです。
今回の農地の件も、それに近いご縁を感じます。自分がいろいろな物事を、とりわけ若い人にバトンを渡すように手渡してきた、その潮が寄せて返すような動きかと。
しかしここで大事なことがあります。
それは、手放したら別のものと出会えた、あるいは手に入った。そこで話を終わらせてはいけないのです。
手に入ったものはまた手放す。先ほどの呼吸でいえば、息を吐いたら新しい空気が吸えた。そこで終わったら駄目なわけでしょう。死んでしまう。あくまでも息を吐いて、吸って、また吐いて、吸って、つまりその繰り返しで私達は生きている。
溜め込まないこと、溜め込むことを目的に手渡すのは間違い。なのです。