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雨の日は種取りの整理

こんにちは。

神奈川で自然農の体験教室を営む「すどう農園」です。

本当に雨の多い秋ですね。天気予報で晴れのマークだったのが、気がつくと大雨になっているので、油断ができません。
この時期ならではの畑の片付けも、今ひとつ進まない状況です。
それでも、こんな雨の日には静かに自家採種の種の整理にあてます。
「自給のための無農薬の野菜づくり教室・さとやま農学校」で種取りを続けて来た野菜や穀物や豆の種を眺めて、なんとも豊かな気持ちになれるひとときが好きです。穀物の種子はオオムギ、ライ麦、古代赤米、コシヒカリ、タカキビ、モチキビなどがあり、それに津久井在来大豆が加わります。
上の六条オオムギは、焙煎して麦茶にします。コムギを自家製粉するのは滅多にできませんが、その点、オオムギは誰でも楽しむことができますね。春先のオオムギは、イチゴにつくアブラムシの天敵のアブにとって、更に別の品種のアブラムシ(これはイチゴには無害)が取り付くので、イチゴの近くに添えるように植えます。多様性を利用したIPM(統合的防除)というものです。難しく響きますが、要するに自然界は人間も含めて「利害関係者」が多ければ多いほどシステムは安定します。誰かが一人勝ちというリスクが減るのです。

古代赤米の自然農。国分寺の赤米プロジェクトから分けていただいて3年目になります。
古代赤米の自然農。国分寺の赤米プロジェクトから分けていただいて3年目になります。
自然農のタカキビ。炊いて食べてもいいし、醗酵させると赤くてきれいな飲料になります。
自然農のタカキビ。炊いて食べてもいいし、醗酵させると赤くてきれいな飲料になります。

他の野菜の種の話はまた次回以降のブログでお伝えします。
こうして種を眺めていると、心は早くも来年に飛びます。
「さとやま農学校2022説明会」も受付が始まり、すでに一部の回は満席になりました。
説明会に出られない方も、本講座へのお申込みは可能です。3月からの本講座にさきがけて、12月から冬の作業・手仕事のあれこれをご一緒にやりましょう。これはまた本講座と違う時間の流れ方で愉しいものです。