手放す、手渡す、というライフステージにいることを自覚します。今までやりたかったこと、できなかったことを勘定書きしてみる。いまだにできないことは手放す。我執しない。もっとできそうな人たち、時間や熱意の有る人たちに手渡す。あるいは今から何かを始めるにしても、それは手渡すことを想定しての中継ぎとして手をかけるということ。
来年からの新しい企画も、そういうことです。
里山の宝探しからものづくりまでの講座を、旧友である宇野りかさんにお願いしようと秩父の「まほら稲穂山」まで訪ねました。秩父盆地を見渡す岩山の不思議な場所。実は10年近く前にこちらから頂いた羊が3頭。半年ばかりで全員を食べてしまいましたが、そんなご縁もあったと今ごろ知った。
お隣の横瀬町では「吉祥寺ダンディゾン」でお世話になった日比野さんが独立された「ヤッホーパン」へご挨拶。さすがの絶品。田舎の小さなパン屋さんというロケーション、センスの良さにも共振します。
ここ数年ほどコロナに関係なく、人とは会わない、よそへは出かけないコクーンだったのが、何かが動いてきた気配があります。
それにしても、秩父は近くていいね。
なにしろ蕎麦の里。気さくで美味そうな暖簾が各所にあって、温泉と組み合わせて冬は楽しみたいな。