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固定種「下馬キュウリ」の種取り

無農薬の野菜作り教室・さとやま農学校@すどう農園
自然農法の野菜作り教室@さとやま農学校・すどう農園

こんにちは。

自然農で野菜やハーブを栽培している「すどう農園」です。

自給のための野菜づくり教室・さとやま農学校」で、固定種の「下馬きゅうり」を今年はじめて栽培しました。
ずっと種取りを続けている「四葉(すーよう)キュウリ」は、いまが収穫のピークなのですが、その前に6月ころから食べられるものがほしいと思ってのことでした。
今年は春が早く、ご記憶にも新しいように、桜もとんでもなく早い開花でした。その気配につい油断して早めに種を蒔いてそのまま定植したのが裏目に出て、下馬キュウリは遅霜で全滅。ただし、一株だけ育ちの良くない株があり、ハウスの片隅に補欠選手で残しておいた株が今、健気に実を付けています。
 ほんらい種取りは、丈夫で健康な母本を選んで、そこから種を取るものです。今回のように補欠選手から種を取ることはしないものんだのですが、これもまた何かの流れかと思います。おそらくは、こんなふうにして生き残った固定種もあるのではないかと思います。とにかく元気に実を付けてくれているので、これでいいではありませんか。
 

在来のキュウリは収量が少ないものです、雄花が多くて、実がつく雌花は数節にひとつ。
この株も、親蔓にやっと3つばかりの雌花が実を付けています。子蔓も伸びてきたので、そちらにも雌花が付くかどうか。
一般のキュウリは何より成長が早くて慌ただしいのですが、在来種の場合、キュウリというよりは朝顔か何か育てているような、スローな気持ちになります。

自然農法のキュウリの種取り@さとやま農学校・すどう農園
自然農法のキュウリの種取り@さとやま農学校・すどう農園