· 

梅雨入り前のカモミール収穫&新ジャガイモ

自然栽培のハーブ・カモミールの収穫体験@さとやま農学校・すどう農園
自然栽培のハーブ・カモミールの収穫体験@さとやま農学校・すどう農園

こんにちは。

神奈川で農業体験の講座を開催している「すどう農園」です。

自給のための無農薬の野菜づくり教室・さとやま農学校」の専用農園では野菜だけでなく様々なハーブも育てています。本日の日曜コースは梅雨入り直前。咲き乱れているカモミールをみんなで一斉に刈り取りました。これまではフレッシュなカモミールをたっぷりといただく贅沢を味わいましたが、まずは加工場で乾燥機にかけて、これからはドライハーブで味わいます。

相当な花の量なので人手がなければ大変な作業ですが、皆さんと摘み終えたところに山から走り雨がきて、絶妙のタイミングでの駆け込み収穫でした。こういうときは嬉しい。

 

カモミールの収穫体験@さとやま農学校・すどう農園
カモミールの収穫体験@さとやま農学校・すどう農園

野菜の収穫とはまた違う、なんとも気持ち良い香りの漂うひととき。これはやっぱり数人でやるのがいいですね。なんとなくペースも見えてきたので、来年はもっと作れそうな気がします。というか、おそらくすでに農園には膨大なカモミールの種がこぼれているから、秋のお彼岸の頃にはきっと相当なカモミールが芽を出しているはず。そう考えるだけでワクワクしてきます。
それにしても、あんなに農園いっぱいに咲いていたカモミールも、こうして摘んでしまうと、その分量はいくらでもないものです。あっけないくらい。

 

「さとやま農学校」のカモミールは、あくまでも自給用なので花の開き具合まで気にする必要はないのですが、市販されているカモミールの、あんなに花が揃っているのを見ると、規格でびしっと揃った野菜と一緒で、どこか不自由なものに見えてきます。同じようなものを大量に揃えるという作業は、なんであっても労働現場は大変なはず。

 

自然農のジャガイモの収穫体験@さとやま農学校・すどう農園
自然農のジャガイモの収穫体験@さとやま農学校・すどう農園

新ジャがとはなにか

新ジャガイモの収穫も始まりました。
いわゆる新じゃがとは、地上部が枯れていないうちに収穫するジャガイモのことです。地上部が元気なうちはイモの方もまだ育つ余地があるので皮が厚くなっていません。だから皮ごと食べられるわけです。これから暑くなって来れば、ジャガイモも枯れ上がってきます(ジャガイモは暑いのが苦手なので夏になる前に成長を終えます)。この枯れ上がりのタイミングは品種や育て方によっても違いますが、枯れ上がることでジャガイモは皮を厚くして休眠に入ります。関東であれば、秋が来る前のお盆過ぎくらいまでは土の中で眠っています。この休眠の長さも品種によります。

 

自然農法の野菜作り教室・ジャガイモ収穫@さとやま農学校
自然農法の野菜作り教室・ジャガイモ収穫@さとやま農学校

本日収穫した品種はキタアカリと紫水。これから何種類も収穫が続きます。
そうして梅雨を迎えるのです。