踏み込み温床の作り方・家庭菜園向き②

こんにちは。
神奈川で自然栽培の野菜やハーブを育てながら野菜作り教室などの講座を開催している「すどう農園」です。

旧暦新年の元旦（2/12）からの種まきに向けて踏み込み温床の設営を続けています。
「すどう農園」では動物性の厩肥は使わないので発熱源としては米ぬかです。米ぬかを使わずに植物だけをしっかり踏み込んで醗酵させる方式もありますが、その場合には数トンの量が必要になります。つまり家庭菜園の規模ではありませんので、やはり米ぬかは必要です。しっかり醗酵してきた米ぬかに落ち葉を混ぜてから温床に踏み込みます。ここは写真がないのですが、踏み込む強さ、水の感じなどは現場で覚えるしかありません。最後に米ぬかボカシだけを表面に均して平面を整えます。ネズミが来ないような工夫も必要ですね。育苗トレイを仮置きして具合をチェックし、ビニールで最後に保温をしておきます。
種を蒔いたら、更に保温の仕掛けをしますが、それは次の段階になります。

毎日毎日、明日が待ち遠しい畑仕事が、ここからさらに加速します。
それにしても、畑仕事を何十年もやっているのに、どうしてこんなに飽きないのかと不思議です。自分であれこれ考えて動くから楽しいのですね。これまでの経験では、農業関係の職場で指図されるままに働いていても、この面白さは味わえません。
むしろ小さくとも自分の場所で命を育てるほうがはるかに楽しい。そんな喜びを味わう第一歩の講座、東京でも春から開催します。

「街で自然農＠世田谷ものづくり学校」
「さとやま農学校＠国分寺カフェスロー」

どちらも募集中です。お待ちしています。