こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら野菜作りの農業学校を開催している「すどう農園」です。
「自給&無農薬の野菜づくり教室・さとやま農学校」での固定種ニンジンの種取りです。品種は国分鮮紅。ざっくりと掘り出した中から種を採るべき母本を選びます。いわゆる母本選抜です。あとはもちろん受講生の皆さんの台所に行きます。上の写真は、ニンジンを掘り出しつつあるところ。間引きの手が回っていないところは細いニンジンが残っていたりもしますが、それも一緒に掘り出します。長いものは50センチを超えるので、注意深く掘り出します。雨の多い中、しっかり育ってくれました。ニンジンは種まきの前の土づくりが肝心です。そのあたりは春先に農学校でしっかりやりました。
二枚目はまた違う品種ですが、細い根毛をできるだけ傷めないように掘り出します。
種取りをするのは手前のニンジンです。この中から種を採る個体(母本)を選びました。選び方の基本、ポイントを説明してからハウスの一部に植え付けて7月の種取りまで過ごします。
奥にあるのは黒田五寸や三寸ニンジンなど。ニンジンの品種は様々ですが、黒田五寸のようなオレンジ系のニンジンが日本では多数ですね。紅色系のものはオレンジ系のカロテンとは違うリコピンというトマトにも共通する色素を持ちます。栄養成分も両者で違うので、できれば両方育てて味わいも含めて比べてみたいところです。しっかり育ったニンジンを掘り出すのは気持ちが良くて、香りもして、秋の収穫期の柱です。夏の草取りを楽にしのぐような栽培方法がポイントになります。夏に草負けすると消えてしまうことすらありますから。元気なニンジンで私たちも元気に冬を迎えたいものですね。
さとやま農学校2021コース説明会は、明日から始まります。すべて予約制ですが、12月前半も混んできました。お早目にご予約ください。