こんにちは。
神奈川・相模原の里山(相模湖)で自然農を営む「すどう農園」です。
ヨモギをたっぷり恵んでくれる畑は山裾にあって、山の方から水がいつも滲み出てきます。それほど深い山ではないので、降った雨が地中に浸透して、それが滲み出してくるのです。湧き水や伏流水などというほどのスケールではないのですが、それでも水が途絶えることがありません。大したものだなあと思いながら何年もいたのですが、いま農園のお手伝いをしてくださる方々が、この水を上手に引き出して、小さいながらも絶え間ない流れにしてくださいました。
その貴重な水を溜めたところに、さとやま農学校で植えていたマコモを移しました。今はマコモにとって分けつ(茎を増やす)時期なので移植するべきでもないのでしょうが、この猛暑でむしろ水が途切れないこちらが良かろうと判断してのことです。
マコモの根の部分、角みたいなものが突き出しています。これが更に伸びてくるのでしょう。マコモを育てるのは今年はじめてなので、この姿も初めて見ました。
こうして水が湛えられると、なんとも言えない奥深さが出てきます。やはり水はいいものです。
とてもシンプルにつ土を掘って、土手を盛り付けるだけの造作ですが、みるみる風景が変わってきます。
7月10日の「さとやま草木譜ワークショップ」でも、こちらをフィールドに穴を掘ります。暑さを避けて夕方開催です。
まだお申し込みができます。
2種類のマコモを千葉の生産者さんからお分けいただいたので、エリアを分けて植えました。どんな違いが出てくるのか、それも楽しみです。
マダケもまだまだ伸びてきます。来るたびに伐っているのですが、こちらもたいした精力です。切り口からは新鮮な水がほとばしって、やっぱりこちらも水の精なのでしょう。
ウルイも名残惜しげに花を咲かせています。これはやはり梅雨空にうつむいて濡れそぼる様子がいいのですが。この日差しの下では、ちょっと・・・。
いつものようにネムの木も咲きました。この花の咲く下に田植えの風景を見下ろすのがこの季節です。
6月中の梅雨明けという大変な最中でも、こうしていつもながらの風景に出会えるとホッとします。
さとやま農学校2022ショートコースの募集が始まりました
ご好評にお応えして今年も開催です。
7月15日が締め切りで、お申し込み多数の場合には抽選とさせていただきます。
暑いさなかでも、心はすでに秋空へ。