こんにちは。神奈川・相模原で自然栽培の野菜やハーブを育てている「すどう農園」です。
十年以上使っているトラクターのシャフトを外してしまいました。畑に埋まっていた鉄の板をロータリーでひっかけてからめてしまったのが原因です。人間でいえば脱臼でしょうか。かなりの重症です。
そもそも古い機械だから部品もないし、新品にしたほうがいい。というのが農機具業者の意見なのですが、これはよくある話ですね。この15馬力のサイズでも新品を買えば150万円以上はします。ちなみに、私は中古で買いましたが、それでも40万近くしました。決して安いものではないし、それをもとを取るために朝から晩までひたすら働くというのが普通の農家のスタイルです。食べ物を作るためというよりは機械や施設の投資を回収するため、という感じです。
こうした中古の農機具を引き取って海外に輸出するながれもありますが、生まれ故郷の日本では部品がないはずが、外国に行けば現役に生まれ変わる不思議。ちょっと壊れたものを身近な部材で修理して使う、そういう社会的なインフラがあるのですね。
というわけで、まずは教わりながら修理にかかります。「野鍛冶になろう」の講座でお世話になっている廣田岳さんはもともと自動車の専門家でもあるので、イチから教わりつつ始めています。まずは錆びたボルトを外すという非常に基本的な作業からです。これはトラクター以外にも通じる基本形ですから、とりわけ田舎暮らしの方は下の動画をご覧ください。
というわけで、第一段階はシャフトまで外せました。下の写真です。部品もメーカー系列の修理店で取り寄せることができたのですが、どうやらサイドのガイドバーも歪んでいるようなので、これは追加でお取り寄せかと思います。そのあたりは近日中にまとめてアップします。少しづつやっていきます。