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在来の固定種「鳴沢菜」の収穫

こんにちは。

 

神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農的暮らしの講座を開催している「すどう農園」です。


富士山の麓、鳴沢村の在来野菜「鳴沢菜」の収穫の様子です。鳴沢村は高冷地なので、冬の厳しい相模湖に向いているようです。例えば同じ漬菜でも「大阪しろな」などと比べると明らかに寒さに強いですね。岩手・遠野地方の在来種「早池峰菜」に近い雰囲気ですが、早池峰菜よりも根が太くてしっかりと食べ応えがあります。つまり葉も根もそして今の時期ならば蕾も美味しい。山間部は土地も限られているので、このように全体を利用できる野菜が育てられてきたのでしょう。ちなみにコマツナも、花が咲くまで育てれば根っこはかなり太くなります。でも食べる感じではないですね。こういう風に漬菜(アブラナ科の野菜で漬物にする菜の総称)は、全国各地に分化していて面白いのです。

今日の収穫は、すどう農園の野菜やハーブを扱ってくださる「行商ドットコム」の小出さん。「野菜のことを基本から勉強したい」ということで、来週から開講の「さとやま農学校2020コース」にもご参加です。都市デザイナーを脱サラしてのチャレンジ。応援してください。