鹿児島・伊佐で石窯を地域に広めている前畑竜朗さんと厚木のホルモン屋で8年ぶりの再会。作業療法士のお仕事を軸にしながらも、福祉や食といった枠を乗り越えたご活躍です。
石窯というモノが、生活するコトの諸々を緩やかに結びつける。そう、これが本来の石窯なんだと、いま改めて思います。それを直感で見抜いて石窯を作られたセンス、前畑さんの慧眼です。多くの人たちが集まってくるお人柄もお変わりないご様子でした。
写真は2011年の秋から12年にかけてのもの。左官の匠である二木俊至さんのもと、目の覚めるような石窯空間ができました。カラフルな五右衛門風呂は二木さんの作品ですからとても真似はできませんが、いつか五右衛門風呂を作りたい。
言うまでもなく、2011年の神奈川では薪を燃やせませんでした。薪を燃やした灰には、セシウムが非常に高い濃度で凝縮したからです。落ち葉も農業使用が禁止。落葉を焚いて焼き芋というような、ごく当たり前の日常すら根こそぎ奪われた神奈川から鹿児島に到着し、普通に火を焚く光景に脱力したものでした。
コメントをお書きください