神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農的暮らしの講座を開催している「すどう農園」です。
すどう農園で蒔く種は、ほとんどが自家採種したもの。つまり自分の畑で自然栽培で育てた野菜やハーブから種取りした固定種です。それ以外は、コツコツと固定種を探します。外国から輸入された品種には固定種という表示に加えて「有機種子」と表示されているものもあります。種苗にも「有機認証」があるのです。ちなみに日本の有機JAS認証では種苗までカバーしていないことは以前のブログで書きました。今回は春まきのニンジンの固定種を探しました。基本的には夏から冬にかけて蒔くものですが春まきも可能です。ただし品種を選ぶ必要があります。日本の在来種・固定種のニンジンは、だいたい夏以降の種まきが向いています。そして翌年の6月か7月ころにニンジンの種取りをするわけです。
今回はフラッキーというイタリアの春まき品種を初めて購入しました。固定種の有機種苗で、春まきのできる品種という条件で絞り込むと少ないですね。さてどうなるでしょうか。今年すでに世界各地で気温の変化や大雨によるバッタの大発生など大変な事態が多々発生しています。畑の野菜づくりも、いくつか品種を選び、気候風土の変化にしなやかに適応してくれるものを育てていきますそれは。つまり生命力があるということですし、生命力こそは、美味しい野菜であるための絶対条件でもあります。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」は、コースを増設したのでまだ少し枠があります。さらに「さとやま農学校・初夏のショートコース・ハーブ編」も始まります。緑萌えるハーブ園でハーブの旬を味わってください。「さとやまオーガニックガーデン」ではナチュラルなガーデニングがプロのガーデナーから学べます。毎年好評の「さとやまハーバルライフ」も6年目に入りました。
「相模湖まで来るのが難しい」という方には「街で自然農@世田谷ものづくり学校」があります。都心とは思えない素敵なエアポケット空間で野菜や果樹に癒されてください。「手仕事」の一人者で、とても気さくで楽しい石田紀佳さんの「てしごとワークショップ」とご一緒できます。
「仕事の帰りに家庭菜園や醗酵食のことを学びたい」という方には国分寺カフェスローにて「さとやま農学校@国分寺カフェスロー」があります。毎回、種や醗酵素材でワークショップをしながら、講座のない日はSNSも使って、皆さんの「都会でできる農的生活」をフォローします。和気あいあいとした講座です。農的暮らしの始め方は様々あります。今年から第一歩を始めましょう。
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