こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農的暮らしの講座を開催している「すどう農園」です。
「さとやま農学校@国分寺カフェスロー」後期も満員御礼で始まりました。
いつものように醗酵食と野菜作りの二本立てです。後期に入るとお互いの関係が、だんだんと見えてきます。
醗酵の話&ホームワークは「味噌と醤油の関係」です。味噌づくりや醤油づくりのワークショップはそれぞれ各地で行われていますね。この講座の皆さんもほとんどが既に味噌づくりのご経験があるようですし、すどう農園でも会員限定で味噌づくりをやっています。
ところで味噌と醤油の違いは何でしょうか?
講座で質問すると、たいていの人は答えに詰まります。意外と答えにくいものですね。
明確な違いは、実はありません。味噌と言っても色々なものがあるし、醤油もしかりです。
限りなく味噌に近い醤油もあれば、その逆もあります。お互いに大豆を使う発酵食品という大きな共通軸があるのですから、当然と言えば当然でしょう。
この講座では「味噌の作り方はこうです」とレシピと素材を渡してその場で言われたとおりにつくる、というようなことはしません。味噌や醤油の醗酵食としての基本形をお知らせして、それをもとにご自分で考えて作っていただくパターンです。今回はすどう農園の加工場の生の醤油もろみを各自にお渡ししました。ここから発酵食品を作っていただく課題です。正解はありません。
後半は種を配って、前期から作っている野菜の様子のフォローアップです。いつものことながらプランター栽培は、こちらが想定もしていないようなことが毎回あり、絶句することをあります。勉強させていただいているのは、むしろこちらです。本当にプランター栽培は難しい。
そして秋まきの種を配りました。すどう農園で種取りをしているコマツナなど。この先も育ち方をフォローしていきます。カフェスローの中にはシェアシードさんの種ボックスも設置されていて、どんな種があるかと思ったらなんと「すどう農園のタカキビ」というのもありました。おそらく「さとやま農学校」の卒業生の方が寄付したのでしょう。タカキビは炊けばひき肉のような食感になって非常に料理のバリエーションが出ます。甘酒にしてもきれいなピンクで美味しいです。
相模湖の「さとやま農学校2021コース説明会」も募集が始まっています。少人数でゆっくりご説明しますので、どうぞお越しください。11月は空も落ち着いて山もきれいな季節です。