こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農的暮らしの講座を開催している「すどう農園」です。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」は、ただいまコロナウィルスの影響で通常講座は中止しています。車で来られる方は、お互いに距離を取りながら作業という形で随時来ていただいています。自宅にこもっていても、メディア漬けになってしまいますね。同じ情報を聞き続けることや、それに輪をかけたあれこれの情報を浴びることがどれほど精神的に有害か。3・11のときもそのことは痛感したわけです。情報に対する相当の精神力・取捨選択能力がないと逆に大変なことになります。
コカブの種まきは固定種の「金町こかぶ」です。「みやまこかぶ」と並ぶ美味しくて作りやすい固定種です。
こうして板を踏んづけて「てん圧」したところに種を蒔き、その上に軽く土をかけてまた板でてん圧します。こうすることで、地面の水を毛細管現象で吸い上げます。これから梅雨入りまでは風が強いので表土が乾きやすいのが関東の特徴です。しっかり初めに水を吸えば、ぐんぐん根が伸びていきます。そこまでが肝心。同じことはニンジンにも言えます。特にニンジンの方はセリカ・水辺で競り合って育つ植物ですから、発芽のときに水が欲しい。光を好む種子とはよく言われますが、光を当てるために表土を薄くかけるだけだとかえって乾いてしまって発芽しません。もみ殻をまくのも手ですが、街中では売っていませんね。これから晴れが続きそうです。様子を見てはまたまき直したり、出てきた芽を間引いたり、忙しい季節になります。
大変な状況をかんがみて「さとやま農学校・初夏のショートコース・ハーブ編」は、開催日を6月まで12日に増やしました。その中で好きな日を選んでいただけるという趣旨です。こんな時代だからこそ、自分で少しでも何かを作ることが大事になってきます。少人数でできるようにセッティングします。植物はなにがしか実を守るための抗菌成分や修復成分を備えていおます。herbに触れてハーブを収穫して日常に活かす。暮らしを変えていく一歩にしていきましょう。