こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農業体験の講座を開催している「すどう農園」です。
畑で収穫したかつお菜を土鍋で炊きました。かつお菜は、福岡の在来野菜です。旨味が濃くてカツオのようだから「かつお菜」の名前が付いたそうです。下ごしらえをした鍋の仕上げに、かつお菜で全体を埋めます。ひと呼吸すると鍋全体にぐうっと熱が盛り上がってくるから、そこで火を止める。あとは土鍋の熱が、かつお菜を柔らかく包んでくれます。ことさらに熱をかけるとくたくたになるから、さっと揚げて食べる。
炊く、という表現は関東ではあまり使わないのですが、私のような関東人にとっても、これは響きの良い言葉ですね。熱の力が優しく素材にこもっていく感じがします。これを「煮る」と表現すると、残念ながらちょっと違ってきます。大根でも三枚肉でも、ふうっと炎の息吹を吹き込むように焚いて、あとはゆっくり頂くのが醍醐味と思います。菜の旨味を引き立てるような火加減が肝心かな。と。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」の説明会は今年の分は昨日で最後でした。1月からまた再開します。すでにお申込みも多くいただいていますので、できるだけ早めのお申し込みをお勧めします。1月からは本講座の前にプレ講座もいくつかあります。だんだんと春の開講を迎える感じです。説明会の詳細はこちらです。
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