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種の輪を広める時に大事なこと

こんにちは。

 

神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農業体験の講座を開催している「すどう農園」です。

とやま農学校も2019年のコースがすべて終了し、いまから今年の種取りの整理・目録づくりにかかるところです。農学校では、受講生の方々のリクエストで品種をえらぶこともあれば、受講生の方が種を持ち込んで来られることもあります。今年は、埼玉で種の交換会に参加されている受講生の方が4種類の固定種の種を持参してくださいました。この時に大事なこととしてまず確認したことがあります。それは、志ある方から頂いた種なのだから、育つ経過をしっかりレポートして報告するということです。よしんば栽培が途中で失敗しても、それは大いにありうることですから、どのようにして失敗したかをお伝えする。そういう作法が大事だと思います。これまで何度か外部の種の交換会に出たことがあって、こちらの種をお配りしたこともありました。その際に「どんなふうに育ったかメールください」とお願いをしてきたのですが、果たして実際にメールをくださったのは数えるほどです。あとは梨のつぶてでした。これは何とも釈然としない気分になります。そんな折に「種市」にお越しになった長崎・雲仙で40年間、種取りを実践されている岩崎政利さんが「種はは気軽にやり取りするものではない」とおっしゃっていて、我が意を得たものです。以来「すどう農園」でも外部の種苗交換には一切かかわらなくなりました。あくまでも「さとやま農学校」などの、普段からご縁のある方と、経過が見える関係のなかで種をシェアしています。下の画像は、上に掲げた受講生さんが作ってくださった詳細なレポートです。こういうものを種ごとに作成して、種を分けてくださった方々にお渡ししているそうです。本当に嬉しくなりました。

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さとやま農学校では受講生さんによる固定種の持ち込み栽培もできます。すどう農園

首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」の2020年コースの現地説明会は、お申し込みを受け付けています。「とりあえず、どんなところか見てみたい」という方は、どうぞお越しください。じっくりご説明したいので、毎回少人数で開催していますので満員締め切りになった回もあります。本講座のお申し込みをいただいた方には、講座の始まる前から様々なお楽しみ特典があります。