こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農業体験の講座を開催している「すどう農園」です。
「さとやま農学校」や「講座・火と暮らす」など、普段は別々の講座に参加されている皆さんが交流するイベント「さとやま楽座」が、今年も開催されました。皆さん、思い思いの内容で小さなワークショップやブース展示などして、お互いに教えあったり情報を交換したりする一日です。一般公開はせずに、受講生の皆さんの限定講座ということもあり、初めての顔合わせでも何となく気軽に話ができるイベントでもあります。いわゆる収穫祭とは少し違う空気感が面白いです。
恒例、石窯を使ってのあれこれ。野菜や好きなトッピングを持ち寄ってオリジナルのピザ焼きです。
ずうっと種取りを続けている「すくなカボチャ」も、石窯で素焼きしました。50センチ近いカボチャを縦割りにしただけで、鉄板にすら載せずに石窯で焼きます。何も味つけなしでの無垢の味。いいものです。
石窯には薪が必要です。都会の石窯はガスを使うものもありますが、なんといっても薪にはかないません。煙も揺らめく炎をきらめく熾火(おきび)の美しさも、五感に訴えてくれます。薪割りは石窯にはつきものの農作業。今で葉「薪割り機」も安く売っていますが、やはり斧で割ってみたいものですね。初めての人はおっかなびっくりで腰が引けながらの作業ですが、ぱきっと割れた時は快感です。自分が森とコンタクトできた気分になります。けっこう人によって割り方も色々あって、見ていると面白いものです。子供は覚えるのが早い。
どこからともなく、色々な料理が出てくるのも「さとやま楽座」の楽しいところです。ジビエ料理のお得意な方による一品は、野菜やスパイスを上手に使いまわしてまったりとした出来上がり。ずいぶん食べてしまいました。
リンゴも焼きます。今回は「さとやま農学校」の卒業生の西山さんの農園から送ってくださったリンゴです。子の長雨で大変な想いで育てたリンゴ。でも驚くほどに甘かった。西山さんの果樹園「カエルポッケ」。来年も楽しみです。
「講座・野鍛冶になろう」で製作された鉄皿と挟みに、石窯で焼いた柿などあしらって。いろいろな要素がこうして出会う場が「さとやま楽座」です。
今年で3回目になるキムチのヤンニムづくりです。なかなか自宅では作れないものですね。やはり大勢でわわっと賑やかに仕込むのがいいものです。やがて出来上がったキムチを持ち寄って食べ比べるのも楽しいですね。
〆はパン焼きWS。さとやま農学校の受講生さんにベテランのパン屋さんがおられるので、講師をお願いしました。5月にも一度パン焼き教室をしているので、すっかり手慣れたものです。さすが。今回はライ麦をたっぷり入れたミッシュブロートを焼きました。数日たつほどにだんだん風味が増してくるパンですね。私はミッシュブロートに生ガキなど載せたものが好きです。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」の2020年コースの現地説明会は、お申し込みを受け付けています。「とりあえず、どんなところか見てみたい」という方は、どうぞお越しください。じっくりご説明したいので、毎回少人数で開催していますので、すでに満員締め切りになった回もあります。本講座のお申し込みをいただいた方には、講座の始まる前から様々なお楽しみ特典があります。説明会の詳細はこちらのリンクです。
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