藍の種取り
こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農業体験の講座を開催している「すどう農園」です。
藍の種取りをしました。藍にはヤナギバアイとマルバアイの2種類がありますが「すどう農園」にあるのは葉の形が細長いヤナギバアイです。野原でよく見かける俗称「アカマンマ」と同じタデ科なので、花もよく似ていますね。露地にうかつに種をまくと、小さいうちはそっくりなので藍とアカマンマの見分けがつかなくなることがあります。もっと先になれば、葉がしおれても藍色になるのが藍、それくらい明らかに違いが判るのですが・・・「すどう農園」では必ずポットで藍を育ててから定植するようにしています。藍は染料だけでなく、その葉を藍茶にもします。まろやかな美味しいお茶です。ちなみに藍茶の色は藍色ではなくて茶色です。秋は存外に湿り気が多いので、採集した藍の穂を日陰で風にさらして乾かします。春のお彼岸を過ぎたら藍の種まき。
藍の重ね染め
藍の重ね染め
藍の種を採るかたわらで重ね染めをしました。これは「さとやま農学校」の自主サークル「染め部」の皆さんと何年か前に最初に染めた手ぬぐいです。そのあとも、折々に染めています。9月は「いのちの感謝祭」で石田紀佳さんのワークショップで重ね染めをさせていただいて、重ねてさらに今年11月の「染め部」の活動でも染めてもらいました。アイに限らず、自然の草木染めはだんだんと色が褪せるものです。それは、植物の精が土に還っていくのですと石田さんに教わりました。そうしたらまた畑から藍をいただいてきて、ひととき布にとどまっていただければよいのでしょう。藍染めの職人は病気知らずと言われています。藍の持つ薬用成分を(植物はすべて、自分自身を守るために様々な成分を身のうちに持っているのですが)肌身にまとっているからなのでしょうか。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」の2020年コースの現地説明会は、お申し込みを受け付けています。この記事のように、野菜作りを基本としながらも、それ以外の農的生活のあれこれを、受講生の皆さんと一緒に楽しく手を動かして続けています。「とりあえず、どんなところか見てみたい」という方は、どうぞ説明会にお越しください。じっくりご説明したいので、毎回少人数で開催しています。そのためすでに満員締め切りになった回もあります。本講座のお申し込みをいただいた方には、講座の始まる前から様々なお楽しみ特典があります。説明会のご案内はこちらのリンクです。
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