こんにちは。
神奈川・相模原(相模湖)で自然栽培の野菜やハーブを育てながら、都会の皆さんに農的暮らしの楽しさと、里山の多様性を講座でお伝えしている「すどう農園」です。
今日もまた関東は冷たい雨でした。明日からは、今度こそ晴れた日が続くだろうとつぶやくのは何度目?
いまなお被災の中で非難が続く相模原市緑区では、災害ボランティアの皆さんへの炊き出しもまたボランティアで行われています。この寒い雨の中で土砂のかきだしや倒壊したものの片付けなどをしてくださっています。地元の消防団をはじめとして、さすがに皆さんもお疲れの強まってきたころです。寒くなって心身のバランスを崩すことが心配ですね。
炊き出しのお野菜で、今日はダイコンの間引きを使っていただきました。こんな寒い日は太い大根をたっぷり熱い煮ものでふるまってほしいのですが、残念ながらそこまでダイコンが太っていません。せめて炒め物や漬物で使ってください。ミネラルもたっぷりあるし。
ダイコンは、8月の下旬から「おおくら」「亀戸」「紅芯」「聖護院」と在来種のダイコンを蒔いてきましたが、何しろ前半の「おおくら」と「亀戸」は虫の害がひどくて壊滅。かつてはこんなにダイコンで苦労した記憶はないのですが、昨年あたりからキスジミノハムシが出てきて、もうネットなしでのダイコン栽培は無理かもしれない。手間のかじゃからないはずのコマツナも同様です。ネットを用意するために、お金も手間もかかるようになりました。せっかく防虫ネットを張っても、台風が来る前には風にあおられないように、いっそ外してしまうこともあります。何しろ歴史的な強風と聞いたら、どんなにしっかりネットを張っても勝てっこないですから。それに台風一過の急な温度上昇によるネットのなかの蒸れも怖いのです。
やっと育ってきた練馬ダイコンを間引きして食べながら、少しづつ根が伸びてきています。まだまだ小さいものですから、漬物にできるのは12月でしょうか。間引いた葉ダイコンの量は相当になります。今は台風の影響で野菜が少ないから、みんなで分けて食べよう。こんな災害が続くと、野菜は売るよりも分け合うものだと思えてきた今日この頃。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」の2020年コースの現地説明会は、11月から始まります。「とりあえず、どんなところか見てみたい」という方は、どうぞお越しください。本講座のお申し込みをいただいた方には、講座の始まる前から様々なお楽しみ特典があります。
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