台風19号を過ぎて

こんにちは。

神奈川・相模原で自然栽培の野菜やハーブを育てながら、

都会の皆さんに農的暮らしの楽しさを講座でお伝えしている「すどう農園」です。

恐ろしい台風でした。
そして夜が明けると、昨日とは一転して、この世と思えないような現実感のない快晴。
風も光も、空気の乾いた感じも、これ以上ないほどの心地よさが不思議です。
　
今回は風邪よりも雨が大変なもので、農園の周囲も道路の陥没や崖崩れだらけです。
もう多すぎてニュースにすらならない。
国が破れた、と葉まさにこんな感じではないでしょうか。
お隣の藤野町では、残念なことに犠牲になった方も出ました。

すどう農園そのものは、台風を織り込んで作付けもハウスの設計もしてきたので、被害はほとんどありませんが、そんなことを喜んでいる場合ではない、大変な事態にこの国がなりつつあります。いちばん脆弱な部分がパックリ切られた気持ちです。

地域の様子は、この先もだんだんと見えてくるでしょう。
いまは大丈夫でも、この先ガクっと来る部分もあるかもしれません。
今この段階で、被害がすべて出きったと思うのは大間違いです。
ボディブローのように、じわじわと効いてくるものですから。
私たち人間にとっても、心身の疲労や恐怖感が沈殿して、なにかの形で出てくることも多いはず。

そんなときこそ、いつも繰り返す言葉ですが「烈風にあって勁草を知る」。

台風を生き延びた植物や昆虫たちの姿を感じ取って、なにかを得てほしいと思います。

「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」

2020年コースの説明会は、11月から始まります。

都会に浸りきった生活の薄くて弱いことは、また今回も見えてきています。
なんでもあるようでいて、実は一日の災害で失せてしまうほどのはかないもの。

少しでも土に近づいた暮らしに向けて、生き抜く知恵を身に着けたい方へ。

ご興味のある方は、どうぞおいでください。

お申し込みをいただいた方には、本講座の始まる前から様々なお楽しみ特典があります。