こんにちは。
都会の皆さんに農的暮らしの楽しさを講座でお伝えしている「すどう農園」です。
津久井在来大豆は、神奈川県旧津久井地区、まさにこの相模湖を故郷とする在来大豆です。
甘みの強い美味しい大豆なのですが、そもそも津久井地区は平地が少ないこともあり、大規模生産に向いていません。農家それぞれで自給的に育てていたもので、いつしか「幻の大豆」と呼ばれるようになりましたが、この数年で作付けをする農家は増えてきました。
それでもトータルの生産量はそれほど大きく増えているわけではありません。
鞘のつく位置もなかなか低くてコンバインが入りにくいことも理由のひとつのようですし、そもそもコンバインを投資してまで作るほどの大面積の畑がないのです。
そんな津久井在来大豆ですが、平成の市町村合併で津久井郡もなくなってしまい、津久井の文字の残る貴重な存在でもある大豆を、今年も少量ですが育てています。ちなみに大豆は販売していません。津久井在来大豆の販売について、しばしばお問合せをいただくのですが、悪しからずご了承ください。何しろ機会を使った大量生産もできないので、これは値段のつけようがないのですね。
露地栽培に平行して、土嚢を使った栽培もしています。
こちらは「さとやま農学校@国分寺カフェスロー」や「いのちの感謝祭・世田谷ものづくり学校」の皆さんにデモンストレーションでお見せしているものです。
プランター栽培だと、どうしても土の量が少ないのと、だんだん土寄せをしていくことが難しいのですが、土嚢栽培の場合には、土嚢の袋をだんだん持ち上げていくことで、土を足していけます。ボリュームも確保できるし、何より土嚢は安い。まあ見てくれはよろしくないので、外側に何か工夫をすれば面白いですね。
首都圏から日帰りの農業体験「さとやま農学校」でも、皆さんと一緒に津久井在来大豆を育てています。
この津久井在来大豆をはじめ、数十種類の固定種の野菜を育てています。
2020年コースの説明会は、11月から始まります。
ご興味のある方は、どうぞお越しください。
お申し込みをいただいた方には、講座の始まる前から様々な会員特典があります。
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