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甘柿と朴葉と焚火

焚火 里山 田舎暮らし
焚火で焼くフォカチャ@すどう農園

こんにちは。
 

神奈川・相模原で自然栽培の野菜やハーブを育てながら農的生活の楽しさをお届けする講座を開催している「すどう農園」です。

 

お彼岸を過ぎたら火の季節です。
農学校の皆さんと虫のすだく声のなかで火を囲んでいます。
パンは、「さとやま農学校」の受講生のなかのパン屋さんがフォカチャの生地を仕込んで焼いてくださいました。

ダッチオーブン 焚火 里山 田舎暮らし
甘柿を朴葉で包んでダッチオーブンでふんわり熱を通す@すどう農園

いつも傍目に仰ぐホウノキの葉をいただいて、実り始めた熟柿を焼きたかったので、それも収穫。
 
そもそも甘柿は実った時点で完璧だから、どう手を加えるよりも元のまんまがいい、ということになりますね。それで今回はホウバで包んで焼くだけのシンプルに。次回のホウバ味噌の練習も兼ねました。

焚火 田舎暮らし
熱くなった柿をほおばると、焼きリンゴよりもシンプルで旨い@すどう農園

火は人間の原点です。
火を焚き、囲んで暮らすことで、おそらく色々な言葉も生まれて、祈りや歌も生まれてきた。住まうという所作も、まずは火が原点と思う。人類が火を覚えたのと、住居を作るようになったことは、いわば共進化の関係ではないでしょうか。

その焚火すら、もうできない。
火を焚くなというのは人間の否定です。
最後のよりどころだったタバコも、健康の害はさておいて、電子とやらにされてしまって、あれは見るだけで痛々しい。

焚火 田舎暮らし
焚火で焼いた缶生地のパン@すどう農園

そして今年も「講座・火と暮らす」を開催します。

昨年つくった石窯やマスオーブンに再び火を入れて、あるいは少し作り直しなどして、
火と暮らすことの基本形から楽しく実践します。