こんにちは。
神奈川・相模原で野菜やハーブの自然栽培をする「すどう農園」です。
農的暮らしの楽しさをお伝えする講座も折々に開催しています。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」の2019コースも後半に入りました。
夏野菜の収穫・ケアと並行して秋の仕込みに入ります。
暑さは残っているけれど、ここでしっかり仕込んでおかないと秋に収穫がありません。
いわゆる端境期という形で、夏野菜が終わるとぽっかり収穫が減ってしまうのです。
秋ジャガイモは、春のジャガイモと違って、二か月ほどの短期決戦です。
夏の早い時期に芽を出させて、冬が来るまでにしっかり太らせることが大事。
特にこちらは冬が早いので、そのタイミングを逃せません。
秋ジャガイモの作り方のコツは:
夏の高温で眠っているジャガイモをいかに目覚めさせるか、そして種ジャガイモを腐らせないことがポイントになります。もちろん無農薬の栽培ですので薬剤は一切使いません。
芽出し処理をした種イモが上の写真です。
種イモの植え付け。今回は、サークル状態にしてみました。
固定種のハクサイ「野崎」はスタートが元気です。
苗の植え付けの大きさ、タイミングは、お天気と相談しながら。

毎年人気のヘチマ(なーべら)
ヘチマの食べ方は、柔らかさをシンプルに生かすものがいいです。
先だっては農学校の皆さんと焚火でじっくり焼いたのをそのままかぶりつきました。
何とも言えないジューシーで甘い食感は忘れられません。
チャンプルーやみそ仕立てもいいですよ。
シカクマメは、東南アジア原産のものです。
私が農学部の大学生だったころに出会い、「これはいい」と思ったものですが、なかなか広まりませんね。沖縄県では「うりずん」というブランド名になっています。
とてもさっぱりした食感で、いろいろな料理の仕方ができるものです。
地這いキュウリの栽培方法はいたってシンプルですが、ポイントは実ったキュウリが土に触れないように式草をたっぷり敷いてあげること。こまめにつるを誘導して、あらぬ方向にいかないようにすること。
収穫を逃すと太くなりすぎるので、小さめにとっていくのがいいでしょう。
地表近くは気温の逆転層ができて、一般的な気温よりもやや暖かいので、秋の栽培に向いています。はじめから倒れているだけに台風にも強いですね。
島オクラは、丸いさやで、やや長めでもおいしく食べられます。
オクラの発芽率は低めなので、種をたっぷり採っておきます。
私が学生時代に教わった栽培方法とは今はだいぶ違ってきました。

ひときわ目を引くアマランス。
ヒユ科・ケイトウの仲間です。
雑穀のひとつとして、キヌアなどのようにスープにしたリパンに入れたり、いろいろな食べ方が楽しめます。

後半は、どんどん自主的に身体が動いてきます。
ここまでくると、畑はさらに楽しい。
色々な発見もあります。収穫もたっぷり。
家族連れで農業体験・野菜作り。
小さいうちこそ自然にたっぷり触れ合ってほしいと思います。
カボチャの収穫を終えて、つるを片付けることをカボチャのつるまくり、という作業です。
とても大事な有機素材ですので、いったん積み上げて、それから土に還していきます。
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