こんにちは。
神奈川・相模原で自然栽培をしながら農的生活の豊かさ・楽しさをお伝えする講座を開催している「すどう農園」です。
首都圏から日帰りの農業体験教室・さとやま農学校も後半に入り先ました。
先週の台風10号の直後の恐ろしい猛暑も一息ついてきた気配です。
今年は秋が早い。
いま、そんな気がします。
東京から藤野に移住してきたばかりの頃は、お盆を過ぎると何かの拍子に肌寒い風が吹く時がありました。ストーブに火を入れようと思うほどでしたが、あの頃に戻った感じがします。
となると、夏野菜のケアや草取りばかりに追われているわけにはいかないのですね。
秋冬の野菜の仕込みにかかっています。
春野種まきよりも、むしろ今のほうが忙しい。
これからの季節は、一日の種まきの遅れが、後々大きく影響することもあります。
かといって、まだ猛暑のぶり返しもあるでしょうから、下手に苗が猛暑にさらされても台無しになります。台風ともなれば苗の安全の確保も必要ですし、そのあたりが難しいところです。
なにはともあれ、収穫もだいぶ増えてきました。
カボチャが取れ始めると、帰りが重い。
「すくなカボチャ」「東京カボチャ」など、あまりお目にかかれない固定種の野菜は、お出しで炊き込んだり、畑の焚火でじっくり焼いたり、楽しめます。
バターナッツは豊作で、これも喜ばれます。
食べることばかりに夢中になってしまわず、種取もしっかり残しましょう。
ちなみにカボチャは、品種同士の交雑があるので種取りは別の畑で隔離しながらやっています。
収穫の傍らで種まき。
白菜は、早生と晩生の2種類。
一つは「野崎」という固定種のハクサイです。
これは日本のハクサイの先駆けとなった愛知県の野崎博士にちなんだ品種です。
レタスはコスレタス(ロメインレタス)とリーフレタス。
玉ねぎは保存のきく黄色種と生食に向いた赤系統、どちらも固定種のタマネギです。
前回は冬鳥のタマネギの小球を退職しましたが、これは来年の収穫。一部は受講生さんにも持ち帰ってもらってご自宅で育ててもらいます。
種まきの仕方も、育苗や直まきなど、いくつかの方法を試します。
どれがいいか悪いかでなく、形は自分の感性で決めるというコンセプトです。
目先の暑さや寒さにとらわれずに、次の季節を考えて備えていくこと。
これが四季折々の日本ならではの農的な暮らしの形です。
秋ジャガイモの植え付けも始まりました。
秋ジャガイモの植え付けのコツは、猛暑の中で休眠から目覚めるように芽だしをすること。
なおかつ暑さで種イモが腐らないようにいくつか工夫を重ねることです。
まるでカボチャまつり。
カボチャの品種は大きく分けて「西洋カボチャ」「日本カボチャ」「ぺポカボチャ(ズッキーニ)」などがあります。
今は西洋カボチャのほっくり系が主流ですが、日本カボチャに多い、しっとりとした味わいもいいものです。甘味よりも出汁やほかの野菜と合わせて炊き込むのがいいですね。
季節の巡りを感じながら土に触れあい、自給への一歩を始めてみませんか。
来年(2020年)の春まで待てない、という方へ。
まずは少しだけ入り口を体験してみたい、という方へ。
さとやま農学校2019秋のショートコース がただいま募集中です。
ただし、定員が少ないために、すでに半数以上が埋まってきています。
お申し込み・お問い合わせはお早めにどうぞ。
それ以外にも、農的生活の楽しさをお届けする講座がいくつかあります。
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