こんにちは。
神奈川で自然栽培をしながら都会の皆さんに農的暮らしをご紹介する講座を開催している「すどう農園」です。
「首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校」の8月はランチタイムは、すぐ近くの滝つぼで涼をとります。これでかなり皆さんリフレッシュできるのですね。
地球の表面を、ほんのわずかな水の層があるだけで、これほど世界は野菜しくなるものかと思います。逆に、力づくのコンクリートの塊がどれほど暑いものか、中に空調をつけても、コンクリートそのものがしっかりと熱を蓄えてしまうから、どこか暑い。無理があるわけです。
コンクリートでなくとも、森が伐採されて枯れた土が剥きだしになってしまえば、それは修復不可能な傷口のよう。アマゾンやシベリアの森林が、今こうしている間にも大変なスピードで失われていくことを想いながら、せめて自分に何ができるか、考えるひとときです。
農的な場にあっても、大きな面積をトラクターで耕していくことは、時に大規模な土壌の収奪ともなります。むき出しになった土が雨で流れて、例えば海の生態系を壊していくこともあります。この辺りは二律背反で難しいところですね。
さとやま農学校では、地面をできる限りむき出しにしない農法を続けています。
一つのイメージとして、森。
太陽から地球までの大きなつながりの中に、水や緑のレイヤー(層)をいくつか重ねていく。
そうすることで、大きな変動を和らげる。
野菜だけでなく、イノチそのものが多様に共存する空間を創ること、それが野菜づくりの原点だと思うからです。
大規模な農業には、むしろそれは難しい。
自給規模だからできるという面もあるのです。
9月からは「さとやま農学校2019ショートコース」も始まります。
春まで待てない、少しでも土を触れてみたいという方を対象としての4回の短いコースですが、こうした大事なことはじっくりお伝えしていきたいと思っています。
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