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さとやま農学校水曜コースも後半です

こんにちは。
 

神奈川・相模原(相模湖)の里山で自然栽培をしながら農業体験などの講座を開催している「すどう農園」です。
 
首都圏から日帰りの農業体験・さとやま農学校の水曜コースも後半に入りました。


梅雨がながかったものですから、梅雨明けの夏の暑さの気温差は大きかったことですが、ここにきてだいぶ皆さん「夏モード」の身体に慣れつつあるようです。
気候的にも、風が結構吹いていて昨年のような歴史的な猛暑ではないのも幸いです。
 

遅れていた収穫も始まりました。
モチトウモロコシ、バターナッツカボチャ、四葉(スーヨウ)キュウリ、へちま、ツルムラサキ、などなど。このところの晴れのおかげで、出遅れていたショウガやオクラも大きくなってきました。


美味しくて身体に優しい自然栽培の食用ヘチマ

ヘチマ 自然栽培 すどう農園
食用ヘチマ。沖縄ではナーベラと言います。

ヘチマも夏の野菜。
厚い皮をピールで剥いて、輪切りにして、チャンプルーや味噌煮にしたてれば、夏の疲れた胃にも優しいものです。さらに大きくなればタワシにもなりますね。化粧水をとる人もいます。ゴーヤのように緑のカーテンにもなります。あれこれマルチに楽しめる野菜ですから、もっと広まってほしいですね。

ヘチマ 自然栽培 すどう農園
食用にするヘチマは20センチくらいの小さ目で収穫して若いうちに食べます、

こんな風に、でき始めるとずいぶんとれるものです。
沢山採れると「わあ、どうしよう」と焦るけれど、季節が終わると寂しくなります。
暑い夏に青空をバックに黄色い花を見上げるのは、風情があります。


種取りのできる在来種・モチトウモロコシ

在来種 固定種 自然栽培トウモロコシ 
トウモロコシの在来種・固定種。モチトウモロコシ
自然栽培のモチトウモロコシの収穫。
自然栽培のモチトウモロコシの収穫。

モチトウモロコシの収穫も始まりました。
今どきのトウモロコシは「スイートコーン」「スーパースイートコーン」「ウルトラスーパースイートコーン」と、とどまるところを知らない甘さの競い合いですね。
もともとトウモロコシの甘みはショ糖がめいんなのですが、品種改良で果糖の含有量が多くなる品種へと移行しつつあります。
しかし、そんなに甘さばかりを競ってどうするのでしょうか?
甘いばかりのトウモロコシに、しょうじきなところ、私は魅力を感じません。
写真のモチトウモロコシは昔ながらの在来種です。
交配品種(F1)と違って、そのまま種が取れる品種です。
じっくり噛みしめて食べるタイプは、今のトウモロコシに慣れた人には意外かもしれませんが、むしろ飽きの来ないものです。

自然栽培の地這キュウリ

自然栽培の地這キュウリ すどう農園 
自然栽培の地這キュウリ

いま元気に収穫できている四葉キュウリの次に控えているのが、地這キュウリです。
ネットに絡ませるのでなく、写真のように這わせて育てます。
収穫の予定されるお盆過ぎからは台風も多くなります。
昨年は3回の直撃がありました。そんな時にネットでは倒れやすい。被害を受けやすいので、こうした地這キュウリが有効です。そして気温が低下してきても、地表に近いところは微妙に逆転層で温度が高いということもあります。あとは、キュウリが土につかないようにたっぷりと草を敷いていくことが大事です。緑の草の中にキュウリができると、見分けもつきにくいので、これは必須です。

自然栽培のショウガも伸びてきました

自然栽培ショウガ
無農薬・自然栽培のショウガ

雨と低温で伸びが悪かったショウガも、ここにきてだいぶ伸びてきました。
これからは、美味しいショウガをつくるためには乾燥を防ぐことです。
種ショウガの上に新しいショウガが出来てきますから、上に上に表土を重ねていきます。
無農薬の、防腐剤も使っていないオーガニックのショウガは、秋の宝物です。

さて、こうして後半に入った本講座とは別に、9月から「さとやま農学校ショートコース」も始まります。本講座と同じように、全くの初心者の方、春まで待てない方、まずは試しに土を触れてみたい方など、お待ちしています。
小人数制でじっくり取り組む講座ですので、お早目の予約をお待ちしています。